「テニス肘(外側上顆炎)」という病名は、テニス愛好家に多いことから名付けられましたが、実は日常生活の何気ない動作が原因で発症するケースが非常に多いのが実情です。
私自身、かつて深刻なテニス肘に悩まされた経験があります。最初は「少し肘が重いかな?」という程度の違和感でした。しかし、放置していたところ、数週間後にはペットボトルのキャップを開けるだけで電気が走るような激痛に襲われ、朝起きて顔を洗う動作すら苦痛になったのです。
この記事では、そんな「痛くてたまらない」テニス肘をどう治すべきか、実体験と医学的根拠を交えて詳しく解説します。
その肘の痛み、放置していませんか?
テニス肘の初期症状は、重だるさや軽い違和感から始まります。しかし、これを「ただの疲れ」と見過ごすと、炎症が慢性化し、治癒までに1年以上を要することもあります。
特に以下のような動作で痛みが出る場合は注意が必要です。
- 物を掴んで持ち上げる
- タオルを絞る
- キーボードのタイピングを長時間続ける
- ドアノブを回す
【体験談】治るまでに私がやってしまった「3つの失敗」
治るのが遅くなる人には共通点があります。私が実際に失敗したポイントを共有します。
- 「痛くない範囲」で動かし続けた「少し痛いけど我慢できる」というレベルでテニスや家事を続けてしまいました。これが一番の失敗です。微細な断裂が起きている腱に、追い打ちをかけていたのです。
- 自己流の過度なストレッチ良かれと思って痛む箇所をグイグイ伸ばしていましたが、炎症が強い時期に過度なストレッチを行うのは逆効果。かえって組織を傷つけてしまいました。
- 湿布だけで治そうとした湿布はあくまで消炎鎮痛。痛みの根本原因である「筋肉の硬さ」や「身体の使い方」を改善しない限り、薬の効果が切れるとすぐに痛みがぶり返しました。
自宅でできるテニス肘の治療・ケア方法
早期回復のために、まずは自宅で徹底的な「保護」と「緩和」を行いましょう。
1. 物理的な保護
何より大切なのは、患部への負担を物理的に遮断することです。私はザムスト エルボーバンドを導入してから、日常生活が格段に楽になりました。肘の少し下の筋肉を圧迫することで、腱にかかる牽引力を分散してくれます。
2. 正しいアイシングと加温
熱感があるときは氷で冷やしますが、慢性的になってきたら血流を良くすることが大切です。お風呂上がりに、前腕の筋肉を優しく解きほぐす程度に留めます。
3. 日常生活の工夫
スマホ操作は意外と肘に負担をかけます。スマホスタンドを使用して、手首を固定したまま指先だけで操作するよう環境を整えるだけでも、回復スピードは変わります。
病院へ行くべきタイミングと最新治療
痛みが一週間以上続く場合や、安静時にもズキズキと痛む(夜間痛)がある場合は、迷わず整形外科を受診してください。
一般的な整形外科では、ステロイド注射や湿布の処方が行われますが、最近では自分の血液を使った「PRP療法(多血小板血漿)」や、体外から音波を当てる「拡散型圧力波治療」など、組織の修復を促す選択肢も増えています。
再発防止:肩甲骨から変える「体づくり」
肘が痛む最大の原因は、実は「手打ち」や「手首の使いすぎ」にあります。
テニスであれば、体幹を使ったスイングができているか。仕事であれば、デスクの高さが適切か。肩甲骨の可動域を広げることで、肘への負担を逃がすことができます。
まとめ:焦らず段階を踏んで治そう
テニス肘は、一度なると「一進一退」を繰り返します。昨日より少し楽になった、今日は少し痛い、という波を繰り返しながら、3ヶ月、半年というスパンで向き合っていく覚悟が必要です。
まずはテニス肘 サポーターなどで物理的な負担を減らし、痛みと正しく向き合うことから始めてみてください。一歩ずつ、確実に「痛みのない日常」を取り戻していきましょう。


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