「テニスの試合を間近で見たいけれど、四大大会やATPツアーはハードルが高い……」そう感じている方にこそ、ぜひ足を運んでほしいのが「テニス日本リーグ」です。日本最高峰の団体戦でありながら、驚くほど選手との距離が近く、その迫力はテレビ観戦とは比較になりません。
今回は、実際に何度も会場へ足を運んでいる筆者が、初めて観戦する方が迷わないためのガイドと、現地でしか味わえないリアルな熱気をお伝えします。
日本トップレベルの鼓動を肌で感じる「テニス日本リーグ」の魅力
テニス日本リーグは、実業団チームの頂点を決める戦いです。一見すると地味な印象を持つかもしれませんが、実はプロ登録選手も数多く参戦しており、そのレベルは間違いなく日本最高峰。
何よりの魅力は、選手との「物理的な距離」です。有明コロシアムや横浜国際プールなどの大きな会場でも、予選リーグ(1st/2ndステージ)ではコートのすぐそばまで近寄れることが多く、トッププロが放つ時速200km近いサーブの風圧や、強烈なスピンがかかったボールが唸りを上げる音をダイレクトに感じられます。
また、個人戦とは違い「チームの誇り」を背負って戦うため、ベンチからの熱い声援や、ポイントが決まった際の一体感は鳥肌ものです。静寂の中でプレーが進む通常の大会よりも、少し「熱狂的」な雰囲気が漂っているのが日本リーグの特徴と言えるでしょう。
スケジュールと会場アクセスのリアル
大会は例年、12月に1stステージ、翌年1月に2ndステージ、そして2月に決勝トーナメントが行われます。
- 1st/2ndステージ: 横浜、三木(兵庫)などの屋内コートで開催。入場無料の場合も多く、フラリと立ち寄れる気軽さが魅力です。
- 決勝トーナメント: 東京体育館などの大型施設で開催。こちらは有料チケットが必要になるケースがほとんどですが、演出も豪華になり、お祭りムードが一気に高まります。
現地へ向かう際は、駅から会場まで意外と歩く場所もあります。歩きやすいスニーカーはもちろんのこと、移動中にスマホで試合状況を確認できるよう モバイルバッテリー を持参することをおすすめします。
観戦を120%楽しむための「現場の知恵」
実際に会場へ行って気づくのは、冬の屋内テニスコートは「想像以上に冷える」ということです。特に足元からの冷えは強力で、長時間座っていると体温を奪われます。
筆者が必ず持参するのは、厚手の ブランケット と 携帯クッション です。備え付けの椅子はプラスチック製で硬いことが多いため、クッション一つで翌日の体の疲れが全く変わってきます。
また、試合間には選手のサイン会やスポンサーブースでのイベントが行われることも。憧れの選手からサインをもらいたいなら、 サイン用色紙 や 油性マジック をカバンに忍ばせておきましょう。
初心者が覚えておきたい観戦マナー
テニスには独特のマナーがありますが、難しく考える必要はありません。基本は「プレー中は静かに、ポイントが決まったら盛大に拍手」です。
注意したいのは、座席への移動タイミング。ラリー中に立ち上がると選手の視界に入り、プレーの妨げになるため、チェンジコート(奇数ゲーム終了時)のタイミングまで待つのが鉄則です。このとき、お気に入りの選手のプレーをより鮮明に追いたいなら、軽量の 双眼鏡 があると、表情やガットの細かい動きまで見えて非常に面白いですよ。
おわりに
テニス日本リーグは、テニスをプレーする人には「最高の技術の教科書」になり、プレーしない人には「最高にエキサイティングなエンターテインメント」になります。
ネット越しの応援も良いですが、ぜひ一度、あの重低音のような打球音を現地で聴いてみてください。一度その迫力を体感すれば、きっとあなたも日本リーグの虜になるはずです。


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