テニスの試合に出る際、多くの人が最初に直面する壁が「1セットマッチ」です。ルールブックには「6ゲーム先取」と書かれていますが、実際の試合では数値以上のドラマと肉体的な消耗が待っています。今回は、テニススクール通いから市民大会デビューを果たした私の実体験を交えながら、1セットを攻略するためのリアルな知識をお届けします。
1セットを構成する基本ルールと「終わらない」可能性
テニスの1セットは、基本的には相手より先に6ゲームを取ることで獲得できます。しかし、ここには「2ゲーム差をつけなければならない」というテニス特有のルールが立ちはだかります。
ゲームカウントが5-5になった場合、そのまま7-5まで進めるか、あるいは6-6で「タイブレーク」という延長戦に突入します。初めて公式戦に出た時、私はこのタイブレークのルールを曖昧にしか理解しておらず、コートチェンジのタイミングでパニックになりました。タイブレークは7ポイント先取ですが、ここでも2ポイント差がつくまで終わらないため、精神的なスタミナが最も試される時間になります。
試合の記録や振り返りには、テニスノートを手元に置いておくと、自分のミスの傾向が可視化できるのでおすすめです。
【実録】1セットの平均時間と「思わぬ長期戦」の正体
一般的に1セットマッチの所要時間は30分から1時間程度と言われます。しかし、これはあくまで目安です。
私が以前、真夏の市民大会で経験した試合では、互いに粘り強いストロークが続き、1セットだけで90分を超えたことがありました。テニスは時間制ではないため、デュース(40-40)が繰り返されると、たった1ゲームに15分以上かかることも珍しくありません。
この時、痛感したのは「道具による疲労軽減」の大切さです。特にシューズのクッション性は、1時間を超えるフットワークに直結します。アシックス テニスシューズのような安定感のあるモデルを履いていたおかげで、終盤のタイブレークでも足が止まらずに済みました。
休憩を戦略的に使う:チェンジエンドの過ごし方
テニスでは、ゲームカウントの合計が奇数(1-0、2-1、3-2など)になるたびにコートを入れ替える「チェンジエンド」があります。この90秒間の休憩をどう使うかで、試合の結末は大きく変わります。
初心者の頃の私は、焦ってすぐに反対側のコートへ走っていましたが、これは大きな間違いでした。たとえ1分弱でも、ベンチに座り、しっかり水分を摂り、次のゲームのサーブコースを考える。この「間」を作ることで、乱れた心拍数と呼吸を整えることができます。
また、試合中の動画をGoProなどで撮影して後で見返すと、自分が休憩中にどれだけ焦っているか、あるいは逆にダレているかが客観的に把握でき、次の試合への貴重な資料になります。
体験から学んだ「1セットマッチ」必勝のペース配分
1セットマッチは、プロのような5セットマッチと違い、序盤の出遅れが致命傷になります。
- 最初の2ゲームに全力を注ぐ:「まずは様子見」と思っている間に0-2にされると、精神的なプレッシャーが倍増します。私は最初のサービスゲームでは、確率の高いスピンサーブを多用して、まずは1ゲームをキープすることに集中しています。
- タイブレークは「守らない」:ポイントが1点ずつ刻まれるタイブレークでは、守りに入った方が負けます。ここで勇気を持って一歩踏み込めるかどうかが、1セットを勝ち取る鍵です。
- グリップの管理:緊張で手に汗をかくと、ラケットが滑ってスイングが乱れます。ヨネックス グリップテープを試合直前に巻き直しておくことは、技術以前の重要な準備です。
まとめ:1セットを制する者はテニスを制す
テニスの「1セット」は、単なる数字の積み重ねではなく、技術・体力・精神力が凝縮された濃密な時間です。ルールを正しく理解し、適切な道具を揃え、自分なりのペース配分を見つけることで、コートの上での余裕は劇的に変わります。
次の週末、テニスラケットをバッグに詰めてコートへ向かう際は、ぜひこの「1セットのリアル」を意識してみてください。スコアボードの数字の裏側にある戦いを楽しめるようになった時、あなたのテニスはもう一段上のステージへ進むはずです。


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