テニス経験者がペアでピックルボールに挑戦!転向して分かった「似て非なる」戦術と、即実践できるペアの連携術

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テニス歴20年の私が、いつものダブルスペアと一緒に最近流行りのピックルボールを体験してきました。「テニスの経験があれば余裕でしょ」と高を括ってコートに立ちましたが、開始5分でその考えは打ち砕かれました。

ピックルボールは、テニスの技術が活かせる一方で、特有の「間合い」や「我慢」が求められる、実に奥深いスポーツです。今回は、テニス経験者がペアでスムーズにピックルボールを楽しむためのコツを、私たちの実体験を交えてお届けします。

テニスとピックルボール、ペアで動く際の決定的な違い

まず驚いたのは、コートの狭さと「ノンボレーゾーン(通称:キッチン)」の存在です。テニスのダブルスではベースラインとネットに分かれる「雁行陣」が一般的ですが、ピックルボールではこれが通用しません。

  • 「2人揃って前に出る」が鉄則: テニスでは一人が後ろで守ることも多いですが、ピックルボールではリターン後、いかに早く2人でキッチンライン(ネット際)に並ぶかが勝敗を分けます。
  • フルスイングは命取り: テニスの癖で「ガシャッ」と強打したくなるのですが、パドルが短くボールがプラスチック製のため、強打すると大抵アウトになるか、相手にカウンターを食らいます。
  • ペアとの距離が異常に近い: コートがバドミントンサイズなので、ペアの息遣いが聞こえるほど近いです。テニス以上に「センターはどっちが取るか」のコミュニケーションが重要になります。

【体験談】テニス経験者が最初にぶつかる「壁」

私たちが最初にぶつかったのは、**「いつ打つのを止めるか」**という壁でした。

テニスではチャンスボールが来たら迷わずスマッシュや強打を叩き込みますが、ピックルボールでは相手もキッチンラインに張り付いているため、強打は簡単に返されます。実力差があるはずの年配ペアに、フワッとした緩いショット(ディンク)で翻弄され、自滅させられるという悔しい経験をしました。

また、パドル選びも重要です。最初に借りた安価なパドルではテニスの打球感と違いすぎて戸惑いましたが、BabolatYONEXといった馴染みのあるテニスブランドのパドルを手に取ると、驚くほど感覚がマッチしました。

テニス経験を活かせる「最強のペア戦術」3選

テニス経験者が有利になる場面ももちろんあります。特にネットプレーの反応速度は大きな武器です。

  1. 「パンチボレー」で相手の足を狙う: テニスのボレー技術を活かし、振らずに「押し出す」ようなコンパクトなボレーを相手の足元に集めます。ピックルボールでは足元が最大の弱点です。
  2. センターへの意識を統一: ダブルス経験者なら「センターを抜かれない」意識は高いはず。フォアハンド側が取るというルールをテニス以上に厳格に決めておくと、狭いコートでも衝突せずに動けます。
  3. 攻撃的なロブの活用: 相手がキッチンに張り付いている時、テニスのスピンロブの感覚で頭上を抜くと、相手はコートが狭いため追いつけません。これはテニス経験者ならではの精度の高いショットが活きます。

ペアで揃えたい!おすすめのギア選び

テニス経験者がピックルボールを始めるなら、道具選びで妥協しないことをおすすめします。打球感がテニスに近いものを選ぶと、上達スピードが格段に変わります。

  • パドルの選択: 初心者向けにはFranklinが手頃ですが、競技志向ならJoolaSelkirkが世界標準です。特にカーボン素材のCRBNは、テニスラケットに近い安定感とスピン量が得られます。
  • シューズ: 基本はテニスシューズでOKですが、横の激しい動きに特化したピックルボール専用モデルもASICSなどから出ています。

まとめ:テニス仲間と始める「新しいダブルス」の形

ピックルボールは、テニスの「力」を抜き、将棋のような「戦略」を加えたスポーツです。テニスほど走らなくて済むため、膝への負担も少なく、それでいてペアとの戦術的なやり取りはテニス以上に密になります。

「テニスは最近体力がきついけれど、ダブルスの駆け引きは大好き」という方は、ぜひいつものペアを誘ってコートに立ってみてください。きっと、テニスとはまた違う「ペアで勝つ喜び」に、すぐに夢中になるはずです。

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