「毎週スクールに通っているのに、一向に試合で勝てない」「万年、初中級クラスから抜け出せない」……。そんなもどかしさを抱えていた私が、意を決して飛び込んだのがテニスの個人レッスン(プライベートレッスン)でした。
結論から言えば、もっと早く受けておけばよかったと痛感しています。グループレッスン1年分に匹敵する「気づき」が、わずか1時間の中に凝縮されていました。今回は、私が3ヶ月間ガッツリと個人レッスンを受けて感じたリアルな体験談をベースに、その効果や賢い活用法を赤裸々にお伝えします。
グループレッスンでは届かなかった「かゆいところ」
テニススクールのグループレッスンは、仲間と楽しく打てるのが魅力です。しかし、8人や10人のクラスでは、コーチが一人ひとりに割いてくれる時間は実質5分程度。結局、自分の悪い癖に気づかないまま、ひたすらボールを「打ち返すだけ」の作業になりがちでした。
個人レッスンに切り替えて驚いたのは、その密度です。コートには私とコーチの二人だけ。一球打つごとに「今のは打点が3センチ後ろでしたね」「テイクバックで右肩が上がりすぎています」といった、精密なフィードバックが飛んできます。
自分のプレイを客観的に見るために、私はスマホ三脚を使って毎回の練習を撮影していましたが、コーチの言葉と映像を照らし合わせることで、「頭の中の自分」と「実際の自分」のズレが面白いように修正されていきました。
実録:3ヶ月で私のテニスはどう変わったか
週に一度、1時間の個人レッスンを3ヶ月続けた結果、以下のような劇的な変化がありました。
1. 「なんとなく」が「理論」に変わった
これまでは調子が良い日と悪い日の差が激しかったのですが、コーチから「なぜそのミスが起きるのか」というメカニズムを叩き込まれました。特にボレーの際にテニスラケットの面がブレる原因が手首の角度にあると指摘されてからは、ミスショットをその場で自己修正できるようになりました。
2. 圧倒的な打球数による「身体の記憶」
グループレッスンでは1時間に打てる球数は限られていますが、個人レッスンでは1時間で数百球を打ち込みます。それも、私の苦手なバックハンドのハイボレーだけを15分間連続で、といった具合です。この「反復」こそが、試合の極限状態で体が勝手に動くための唯一の近道だと確信しました。
3. 戦術的な視点の獲得
技術練習だけでなく、「この状況ではどこに打つべきか」という対人戦術を1対1で教わることができました。コーチを相手にラリーをしながら、配球の意図をリアルタイムで解説してもらえるのは、個人レッスンならではの贅沢です。
決して安くない費用。後悔しないための「コーチ選び」
個人レッスンの最大のネックは、やはり料金です。1時間あたり6,000円〜15,000円程度、さらにコート代がかかる場合もあります。この投資を無駄にしないために、私が実践した「コーチ選びの3基準」を紹介します。
- 「教え上手」と「打ち上手」は別物: どんなに現役時代に実績があるコーチでも、こちらの課題を言語化して伝える能力がなければ意味がありません。最初の1回は単発で受け、説明がスッと腑に落ちるかを確認しましょう。
- ヒアリングの丁寧さ: 「今日は何を強化したいですか?」から始まるレッスンは信頼できます。逆に、コーチの決めたルーティンをこなすだけなら、グループレッスンと大差ありません。
- 動画撮影への理解: フォームの修正には客観的な視点が不可欠です。快く撮影を許可し、一緒に映像を見て解説してくれるコーチを選びましょう。
個人レッスンを120%活用するための「3種の神器」
限られた時間を黄金の時間にするために、私がレッスンに必ず持参していたアイテムを紹介します。
- スマホ三脚: 前述の通り、フォームチェックの必須アイテムです。
- ノートとペン: レッスン直後のアドバイスは、驚くほど早く忘れます。コート脇で、忘れないうちに3つだけポイントをメモする習慣をつけました。
- タブレット: コーチに撮影してもらった動画をその場で大きな画面で確認。視覚的なフィードバックは、言葉の100倍の情報量があります。
最後に:上達のスピードを「倍速」にしたいあなたへ
テニスは非常に技術的なスポーツです。間違ったフォームで何万球打っても、上達しないどころか、最悪の場合は怪我を招いてしまいます。
もしあなたが「今のレベルで停滞している」と感じているなら、一度だけでいいので個人レッスンを受けてみてください。自分のプレイを「診察」してもらい、正しい処方箋(練習メニュー)をもらうだけで、その後の自主練習の質が劇的に変わります。
自分に投資した時間は、コートの上での自信という形で、必ず返ってきます。
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