テニスのスクールを卒業して、いよいよ「草トーナメント(市民大会やインドアのオープン大会)」に挑戦しようとすると、必ず目にするのが「6ゲームマッチ」という言葉です。
プロの試合で見かける「3セットマッチ」とは何が違うのか、そして何に気をつければ良いのか。私のこれまでの試合経験から得た、ルールブックには載っていない「リアルな対策」を含めてお伝えします。
テニスの「6ゲームマッチ」とは?基本ルールの正体
テニスの「6ゲームマッチ」とは、簡単に言うと**「1セットだけで勝敗を決める形式」**のことです。多くの一般大会や市民大会では、1日に何試合もこなす必要があるため、短時間で終わるこの形式が採用されています。
勝利の条件
先に6ゲームを取った方が勝ちです。ただし、単に6回勝てばいいわけではなく、以下のケースに注意が必要です。
- 5-5になった場合: 多くの大会では「7-5まで行う」か、あるいは「6-6でタイブレーク(先に7ポイント取ったほうが勝ち)」に突入します。
- ノーアドバンテージ方式: 40-40(デュース)になった際、次の1ポイントを取ったほうがそのゲームを獲得するルールです。時短のために採用されることが多く、精神的なプレッシャーが段違いです。
【実体験】初めての試合で戸惑った3つのポイント
私が初めて草トーナメントに出場した際、頭ではわかっていても体がついていかなかったポイントがあります。
1. 「アップ時間」が想像以上に短い
プロのように10分以上練習させてもらえることはまずありません。「サービス4本のみ」で即試合開始というパターンがほとんどです。冬場の試合では、コートに入る前にテニス ウォームアップウェアを着て、自分なりにストレッチや素振りを済ませておかないと、体が動かないまま2〜3ゲームをあっさり落としてしまいます。
2. チェンジエンドの忙しさ
ゲームの合計が「1, 3, 5…」と奇数になるたびにコートを入れ替わります。6ゲームマッチは展開が早いため、ベンチに座る暇もなく移動することもしばしば。水分補給はサーモス 水筒のような片手でサッと飲めるものを用意しておくのが鉄則です。
3. セルフジャッジの孤独と緊張
審判はいません。インかアウトかを自分で判断し、相手に聞こえる声で伝えます。際どいボールを「アウト!」と言う瞬間の緊張感は、練習では絶対に味わえません。相手の判定に納得がいかない場面もありますが、それも「試合の一部」として切り替えるメンタルが必要です。
6ゲームマッチを勝ち抜くための「短期決戦」戦術
3セットマッチなら1セット目を捨てて様子を見ることもできますが、6ゲームマッチでそれをやると即終了です。
- 「立ち上がり」の2ゲームに全力を出す: 2-0でリードするか、0-2で追いかけるかでは、心の余裕が180度変わります。
- 足元の装備に妥協しない: 短期決戦では一歩目の反応が命です。履き古した靴ではなく、アシックス テニスシューズのようなグリップ力の高い新品に近いシューズで挑むことを強くおすすめします。
- ノーアドはリターン側が有利なコースを選ぶ: デュースになったら、自分が最も得意なサイド(フォアかバックか)を選んで勝負をかけましょう。
まとめ:準備さえ整えば、最高の週末が待っている
6ゲームマッチは、テニスの楽しさと厳しさがギュッと凝縮された素晴らしい形式です。ルールの不安がある方は、まずはテニス雑誌などを読んでイメージトレーニングをするのも良いでしょう。
試合当日は、自分のラケット、十分な飲み物、そして何より「楽しむ心」をバッグに詰め込んで会場に向かってください。一度あの緊張感を突破して勝った時の喜びは、スクールのレッスンでは決して得られない一生の思い出になりますよ。


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