テニスのオフ会やサークルを運営していると、どうしても直面するのが「1コートに8人」という過密状態です。正直なところ、何も考えずに始めると「待ち時間ばかりで体が冷えた」「4回しか打てなかった」という不満が噴出し、次回の参加率がガクッと下がります。
私がこれまでに100回以上のオフ会を主催してきた中で、参加者の満足度が爆上がりした「8人練習の最適解」を共有します。
1. 1コート8人の「地獄」を「天国」に変えるローテーション術
1面しか取れなかった時、4人対4人で分かれるのはNGです。コート上にいる4人以外が「ただ見ているだけ」になるからです。
効率2倍の「2列・高速球出し」
まずはテニスボールカゴからテンポよくボールを出し、ストレート方向に2列で打ち込みます。ポイントは、1本打ったらすぐ後ろに回るのではなく、左右にサイドステップして隣の列に並び直す「8の字」の動きを取り入れること。これにより、心拍数を上げたまま基礎練習を消化できます。
体験から分かった「チャンピオンゲーム」の魔力
練習の後半は、2ポイント先取の「勝ち残り形式」を徹底します。
「負けたら即交代」という緊張感があると、待ち時間も前の人のプレーを食い入るように見るようになります。私はよくテニススコアボードをコート脇に置き、視覚的にも盛り上がる演出をしていました。これにより、「待っている時間」が「研究する時間」に変わります。
2. 2コート8人の「贅沢」を「強化」に変えるメニュー
2面使えるなら、1面4人ずつという理想的な環境です。しかし、ここで漫然とダブルスを回すだけではもったいない。
レベル差がある時の「シャッフル・ブートキャンプ」
1面を「ひたすらラリーを続ける安定重視コート」、もう1面を「ボレー&スマッシュの実戦コート」に分け、ストップウォッチを使って15分おきにメンバーを強制入れ替えします。
私の経験上、固定ペアで試合を続けるよりも、15分ごとに刺激が変わる方が「今日はたくさん練習した!」という充実感につながります。
3. 幹事が用意しておくべき「飽きさせない」三種の神器
8人という大人数をまとめ上げるには、ツールの力も借りるべきです。
- テニス練習用ターゲット: 球出し練習の際、ただ打つのではなく「あの的を倒した人は休憩中に飲み物1本!」とゲーム性を持たせるだけで、練習の密度が劇的に変わります。
- 三脚 スマホ用: 待ち時間の人に、コート内のプレーを撮影してもらう役割を与えます。後で動画を共有すれば、待ち時間への不満はゼロになり、むしろ感謝されるようになります。
- テニスボール回収機: 8人もいるとボールの消費が激しく、球拾いに時間を取られがちです。ここを自動化・効率化する姿勢を見せるだけで、参加者は「この主催者は分かっている」と感じてくれます。
4. 現場で起きたトラブルと解決策(実体験)
以前、初級者から上級者まで混ざった8人で練習した際、上級者が退屈そうにしている場面がありました。
そこで取り入れたのが「ハンデ戦」です。上級者はテニスラケットのガットの真ん中に当てる「スイートスポット練習」として、強打禁止・プレースメント重視のルールを課しました。
結果として、初級者は上級者のボールを返せる喜びを、上級者はコントロールを極める楽しさを感じることができ、8人全員が笑顔で終わることができました。
まとめ
テニス8人練習の成功の鍵は、**「1秒でも長くラケットを振らせること」と「待ち時間に役割を与えること」**の2点に集約されます。
人数が多いからと諦めるのではなく、テニスバッグに忍ばせたターゲットや計測器を駆使して、最高の2時間をプロデュースしてみてください。


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