「最近、体が重い」「将来の健康が不安だけど、ジムは続かない」――そんな悩みを抱えていた私が、40代を目前にして手にとったのがテニスラケットでした。結論から言うと、テニスは単なるスポーツの枠を超えた「最強の健康習慣」です。
世界的に権威のあるコペンハーゲン市心臓研究(Copenhagen City Heart Study)では、テニスを習慣にしている人は、運動をしない人に比べて平均寿命が約9.7年も長いという驚くべきデータが示されています。なぜこれほどまでにテニスは体に良いのか、そして実際にコートに立つとどのような変化が起きるのか、実体験を交えてお伝えします。
科学が証明する「テニスが体にいい理由」
テニスは「有酸素運動」と「無酸素運動」が絶妙に組み合わさったスポーツです。ボールを追いかける短いダッシュ(無酸素)と、ラリーを続ける持久力(有酸素)が交互に繰り返されることで、心肺機能が劇的に向上します。
また、複雑なステップを踏みながらラケットを振る動作は、骨密度を高め、将来の骨粗鬆症予防にも繋がります。さらに、飛んでくるボールの軌道を読み、瞬時に体を反応させるプロセスは、脳の認知機能を刺激し、メンタルヘルスにも絶大な効果をもたらすのです。
【体験記】テニスを始めて1年、私の体に起きた「3つの変化」
1. 「疲れにくい体」へのアップデート
以前は仕事帰りに階段を登るだけで息が切れていましたが、テニスを始めて3ヶ月が過ぎた頃から、明らかにスタミナがついたのを実感しました。心拍数が上がりやすい「インターバルトレーニング」に近い動きが、いつの間にか私の心臓を強くしてくれていたようです。
2. 睡眠の質が劇的に向上
テニスをした日の夜は、吸い込まれるように深い眠りにつけます。スマホの睡眠記録アプリを確認すると、深い睡眠の割合が明らかに増えていました。適度な肉体疲労と、屋外で日光を浴びることによるセロトニンの分泌が、自律神経を整えてくれたのでしょう。
3. 「孤独感」が消え、新しいコミュニティができた
これがテニス最大の魅力かもしれません。テニスは一人ではできません。スクールに通い始めると、普段の生活では出会わない世代や職業の方々と「テニス仲間」として繋がることができました。この社会的な繋がりこそが、ストレス解消とモチベーション維持の鍵になっています。
これから始める方へ:安全に楽しむための準備
テニスは健康に良い反面、急な動きで関節を痛めるリスクもあります。長く楽しむためには、自分のレベルと体格に合った道具選びが欠かせません。
まず、膝への負担を軽減するためにテニスシューズは必ず専用のものを選んでください。また、初心者が陥りがちなのが「テニス肘」です。衝撃を吸収してくれるテニスラケットを選び、無理な力で打たないことが大切です。練習の前後には、足首や肩周りの入念なストレッチを忘れずに行いましょう。
結論:テニスは「未来への投資」
テニスを始めるのに「遅すぎる」ということはありません。コートでは70代、80代の方々が元気に走り回っている姿をよく見かけます。彼らの若々しさの秘訣は、間違いなくこのラケットスポーツにあります。
もしあなたが、10年後、20年後も自分の足で元気に歩き、笑っていたいと思うなら、今すぐ近くのテニスコートを覗いてみてください。一歩踏み出したその先には、今よりもずっと軽やかでエネルギッシュな毎日が待っています。


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