「テニスの試合って、最大で何セットやるのが正解?」
そんな疑問を持って「テニス 7セットマッチ」と検索されたあなたへ。結論から言うと、現在のプロテニス界に7セットマッチという形式は存在しません。しかし、なぜこのキーワードが検索されるのか、そして実際に「7セット分」の距離を戦い抜く過酷な現場はどこにあるのか。
今回は、部活動での勘違いから、1日がかりで行われる狂気的な練習試合の体験談まで、テニスの「セット数」にまつわる真実を深掘りします。
1. プロの世界に「7セット」はない?ルールの基本をおさらい
まず大前提として、私たちがテレビで見るプロテニスの世界では、最大でも「5セットマッチ」です。
- 一般的なツアー大会: 3セットマッチ(2セット先取)
- グランドスラム(4大大会)の男子: 5セットマッチ(3セット先取)
テニス 雑誌をめくってみても、公式記録に「7セット」という文字が躍ることはありません。では、なぜ「7セット」という言葉が一人歩きしているのでしょうか。
その最大の理由は、**ソフトテニス(軟式テニス)**との混同にあります。中学や高校の部活動で親しまれているソフトテニスでは「7ゲームマッチ(4ゲーム先取)」が主流です。この「7ゲーム」という響きが、いつの間にか「7セット」という言葉にすり替わって記憶されているケースが非常に多いのです。
2. 【体験談】実質「7セット」を戦う?ジュニア・学生時代の過酷な記憶
公式ルールにはなくても、テニスプレイヤーの日常には「実質7セットマッチ」とも言える過酷なシーンが点在しています。
私がジュニア時代に参加した強化合宿での話です。コーチから告げられたメニューは「同じ相手と、1セットマッチを7回繰り返せ」というものでした。
「最初の方はいいんです。足も動くし、テニスシューズのグリップもしっかり効いている。でも、4セット目を過ぎたあたりから景色が変わります」
3時間を超えるあたりで、握力は低下し、ラケットを振るというより「重い棒を振り回している」感覚に陥ります。プロの5セットマッチがいかに超人的なスタミナの上に成り立っているかを痛感した瞬間でした。
また、草トーナメントの練習会などでも、面数が限られている場合に「待機時間をなくすために、同じコートで延々とセットを回し続ける」ことがあります。合計で7セット分を消化する頃には、スポーツドリンクのボトルは空になり、精神力だけでボールを追いかける「ゾーン」のような状態に入ることもしばしばです。
3. なぜ「多セット」を経験することが上達に繋がるのか
あえて公式ルール以上のボリュームをこなすことには、技術向上以上のメリットがあります。
- 相手のクセを完全に掌握できる1〜2セットでは隠し通せる苦手なコースや配球のパターンも、7セット分も対峙すれば丸裸になります。「この人は疲れてくるとバックハンドのスライスが浮く」といった深い観察眼が養われます。
- リカバリー能力の向上試合中に一度崩れたメンタルを、次のセットでどう立て直すか。セット数が多い練習は、この「リセット」の練習に最適です。
- ギアの使い分けを覚える常に100%の力で打っていては、長丁場は持ちません。いつ力を抜き、いつ勝負をかけるか。自分のテニスラケットと対話しながら、効率的な戦い方を学べるのです。
4. まとめ:数字に惑わされず、テニスの深淵を楽しもう
「テニス 7セットマッチ」という言葉の裏には、ソフトテニスのルールとの混同や、あるいは限界に挑むプレイヤーたちの泥臭い練習風景が隠されていました。
もしあなたが今、体力不足を感じていたり、試合の後半で集中力が切れてしまうことに悩んでいるなら、あえて週末に「セルフ7セットマッチ」を企画してみてはいかがでしょうか。クタクタになった足で放つ最後の一撃が、あなたのテニスを劇的に変えるかもしれません。
もちろん、無理は禁物です。終わった後はマッサージガンなどでしっかりケアをして、次のプレーに備えてくださいね。
次は、プロの5セットマッチを最後まで戦い抜くための「持久力アップメニュー」について詳しく解説します。


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