学生時代にテニスに打ち込んできた人にとって、就職後の競技継続は最大の悩みどころです。「仕事でテニスができなくなるのは嫌だ」「でもプロになる自信はない」。そんな葛藤を抱えていた私が選んだのは、日本テニスリーグの頂点を目指す「テニス企業」への入社でした。ミズノ(MIZUNO)などの国内大手メーカーや、三菱電機、明治安田生命といった強豪実業団を擁する企業での活動は、想像以上に過酷で、それ以上に刺激的な日々でした。
実業団テニス部の「日常」:仕事5割、テニス5割の真実
私が所属していたチームでは、午前中は一般社員と同じようにスーツを着て業務にあたります。PCに向かって見積書を作成し、電話応対をこなす。しかし、午後1時になるとウェアに着替え、専用のテニスコートへ向かいます。
多くの人が「会社のお金でテニスができて羨ましい」と言いますが、現実は甘くありません。午前の数時間で一日の業務を凝縮して終わらせる集中力が求められます。練習後はクタクタになりながらも、遠征費の精算や報告書の作成が待っています。愛用のミズノ テニスシューズ ウエーブエクシードのソールが1ヶ月も経たずに削れていくのを見ながら、常に「結果を出さなければ活動を支援してもらえない」という心地よいプレッシャーを感じていました。
道具へのこだわりと企業サポート
企業に所属する最大のメリットは、機材面での手厚いサポートです。特に契約メーカーがある場合、最新のラケットやストリングが支給されます。私は長年ミズノ テニスラケットを使用していましたが、企業の開発担当者と直接話し、「もう少し食いつきを良くしたい」といったフィードバックが製品に反映されることもありました。
実戦ではテニスバッグ 6本入れに予備のラケットを詰め込み、全国各地の会場へ飛び回ります。移動中の新幹線でも、膝の上にノートPCを置いて仕事をするのが「実業団選手」のスタンダードな姿です。
挫折と成長。仕事での「テニス経験」の活かし方
正直に言えば、スランプの時期は地獄です。試合で勝てない時期は、会社に居場所がないような錯覚に陥ることもあります。しかし、そんな時に支えになったのは、テニスを知らない部署の同僚たちでした。「昨日の試合、ネットニュースで見たよ!頑張ったね」という一言が、どれほど救いになったか分かりません。
テニスで培った「相手の意図を読み、瞬時に判断する力」は、営業の現場でも大きな武器になりました。顧客との交渉中にスマートウォッチで通知を確認しながらも、相手の表情の変化を逃さない。それはまさに、サービスを打つ瞬間のレシーバーの動きを観察する感覚に近いものでした。
これから「テニス企業」を目指すあなたへ
「テニス 企業 m」と検索してこの記事に辿り着いたあなたは、きっと人生の分岐点にいるはずです。実業団を持つ企業への就職は、決して楽な道ではありません。しかし、ヨネックス テニスウェアの背中に社名を背負い、会社の代表としてコートに立つ高揚感は、何物にも代えがたい経験です。
引退した後も、テニスを通じて得た人脈と折れない心は一生の財産になります。もしあなたが、まだ自分のラケットを置く準備ができていないのなら、勇気を持ってその一歩を踏み出してみてください。そこには、仕事もテニスも100%で駆け抜ける、最高に熱い生活が待っています。


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