テニスを始めたいけれど相手がいない、あるいは試合でミスばかりの自分をこっそり鍛え直したい。そんな時、ゴルフのような「打ちっぱなし」があればいいのにと考えたことはありませんか?実は、テニスにも「オートテニス(バッティングセンターのテニス版)」や「壁打ちスポット」という、一人で黙々と打ち込める最高の環境が存在します。
今回は、週末に一人でテニスの打ちっぱなしに通い詰め、フォームを矯正した私の実体験を交えながら、効率的な練習方法やおすすめのアイテムを詳しく解説します。
テニスの「打ちっぱなし」は主に2種類
テニスで一人練習をする場合、選択肢は大きく分けて2つあります。
1. オートテニス(機械から球が出る施設)
バッティングセンターのテニス版です。一定のリズムでボールが飛んでくるため、反復練習に最適です。
- メリット: 球種や速度、高さを調節できる。天候に左右されない屋内型が多い。
- デメリット: 1コイン(300円〜500円程度)で打てる球数が決まっており、長時間だと費用がかさむ。
2. 壁打ち(公園などの練習用壁)
公営の公園やテニスコートの脇に設置されているコンクリートの壁です。
- メリット: ほとんどが無料。自分の打った球がそのまま返ってくるため、コントロールの練習になる。
- デメリット: 自分で打たない限り球が返ってこないため、初心者はラリーが続かず苦労する。
【体験談】オートテニスに週3で通って分かったこと
私がテニススクールでの伸び悩みを解消するために始めたのが、仕事帰りのオートテニスでした。実際に通ってみて、ただ漫然と打つだけではもったいないと感じた「上達のコツ」をお伝えします。
スマホ撮影は必須!自分の姿を客観視する
オートテニスの最大の利点は、足場が安定していて視線が一定に保てることです。私は常にスマホ三脚をベンチに立て、自分のスイングを動画で撮影していました。
「プロのように打っているつもり」でも、動画で見ると膝が伸び切っていたり、テイクバックが遅すぎたりと、恥ずかしいほどの現実を突きつけられます。しかし、この「理想と現実のギャップ」を知ることこそが、上達への最短ルートです。
狙い場所を「線」ではなく「点」で決める
機械から出る球は正確です。だからこそ、なんとなく返すのではなく「ネットの上のこの高さの、あそこを通す」とテニスボールを当てる目標点を絞ってください。オートテニスのネットにターゲットがぶら下がっている場合は、そこを執拗に狙いましょう。
打ちっぱなし練習を豊かにする必須アイテム
一人練習だからこそ、道具選びがモチベーションに直結します。私が実際に現場で「これは持ってきて正解だった」と感じたものを紹介します。
1. 履き慣れたテニスシューズ
打ちっぱなしとはいえ、前後左右の激しい動きが発生します。怪我防止のためにも、必ずテニスシューズを着用しましょう。特にオートテニスは足元がカーペットやゴムマットの場合が多いので、グリップ力が重要です。
2. 予備のボール(壁打ちの場合)
壁打ちに行くなら、テニスボール 4個入りセットを最低でも2〜3缶は持っていくべきです。1球しかないと、空振りしたり変な方向に飛んでいったりするたびにボール拾いに走り、練習のリズムが崩れてしまいます。
3. スマートウォッチで消費カロリーを計測
一人練習は孤独です。モチベーションを維持するために、Apple Watchなどのスマートウォッチで心拍数や消費カロリーを記録するのもおすすめです。30分も打ちっぱなしをすれば、かなりの有酸素運動になっていることが分かり、ダイエット目的でも楽しくなります。
効率的な練習メニュー(30分コース)
私が実践している、飽きずに上達を実感できるメニューです。
- ショートラリー(5分): サービスライン付近の距離感で、手首の力を抜いて当てるだけの練習。
- ストローク:コース打ち(10分): 逆クロス、ストレートと交互に狙いを定める。
- 苦手克服タイム(10分): 私の場合はバックハンド。高い打点、低い打点と機械の設定を変えて徹底的に打ち込む。
- サーブ&ボレー(5分): 最後にしっかり体を動かして終了。
まとめ:一人で自由に、自分を磨く時間
「テニスの打ちっぱなし」は、誰にも迷惑をかけず、自分のペースで納得いくまでボールを打てる最高の贅沢です。スクールでコーチに教わる「インプット」も大切ですが、一人で黙々と体に覚え込ませる「アウトプット」の時間は、それ以上にあなたのスキルを底上げしてくれます。
今度の週末、お近くのオートテニス場や壁打ちスポットへ、テニスラケット一本担いで出かけてみませんか?数ヶ月後の試合で、周りが驚くようなショットを打てるようになっているはずです。


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