「定年後に何か運動を始めたいけれど、今さらテニスなんて動けるだろうか?」
そんな不安を抱えながら、テニスコートの脇を通り過ぎている方は少なくありません。しかし、実際には60代からテニスを始め、80代まで現役でコートを走り回る「プラチナ・プレイヤー」たちは驚くほど大勢います。
テニスは単なるスポーツではなく、心と体を若返らせる魔法のような習慣です。私自身、60歳を機にラケットを握り直した一人ですが、そこには若い頃には気づかなかった「大人のテニスの楽しみ方」がありました。
60歳からのテニスが「最高の趣味」である理由
60代からのテニスにおいて、最も価値があるのは「健康寿命」と「つながり」です。
テニスは、ボールを目で追い、足を使って位置を調整し、ラケットを振るという一連の動作が脳に良い刺激を与えます。実際、週に数回コートに立つようになってから、階段の上り下りが苦にならなくなったという声や、夜の寝つきが劇的に良くなったという体験談は枚挙にいとまがありません。
さらに、テニスコートは最高の社交場です。同じレベルの仲間とダブルスを楽しみ、休憩中に何気ない会話を交わす。この「居場所」があることが、孤独を感じがちなシニア世代のメンタルを支えてくれます。
体験談から学ぶ:シニア初心者が直面する「本音と壁」
私がテニスを再開したとき、最初にぶつかったのは「イメージと体のギャップ」でした。頭の中では全盛期のフェデラーのように動いているつもりでも、実際には足がもつれそうになります。
あるベテランの方はこう語ります。「最初は若者に混じって必死に走ってしまい、翌日に腰を痛めて寝込みました。そこで気づいたのは、60代のテニスは『走らない工夫』こそが醍醐味だということです。」
無理をしてボールを追うのではなく、ポジショニングでカバーする。この「頭脳派テニス」への転換こそが、長く楽しむための秘訣です。
怪我を徹底ガード!安全にプレーするための必須アイテムと習慣
60代のテニスにおいて、怪我は最大の敵です。まずは道具に頼りましょう。古いラケットを使っているなら、体への衝撃を吸収してくれる最新モデルへの買い替えを強くお勧めします。例えば、軽量で反発力の高いヨネックス テニスラケットなどは、肘や肩への負担を最小限に抑えてくれます。
また、足元の安定は怪我予防の要です。テニスコートのサーフェス(砂入り人工芝やハードコート)に合ったアシックス テニスシューズを選ぶだけで、捻挫や転倒のリスクを大幅に減らせます。
そして、プレー前の15分間のストレッチは「儀式」として欠かさないでください。特に股関節と肩甲骨を動かすことで、滑らかなスイングが可能になります。
仲間はどう作る?おすすめのコミュニティ
「一人でスクールに行くのは勇気がいる」という方は、まずは自治体が開催している初心者向けのテニス教室を覗いてみてください。参加者のほとんどが同世代で、レベルも似通っています。
また、最近のテニススクールには「シニア専用クラス」を設けているところも多く、そこでは無理な運動を避け、楽しむことに特化したレッスンが行われています。仲間ができれば、練習後のランチや、時にはねんりんピックのようなシニア大会への出場など、人生の楽しみが何倍にも広がります。
まとめ:テニスは「今」が一番の始めどき
60代、70代でテニスを謳歌している人たちに共通しているのは、「上手くなること」よりも「楽しむこと」を優先している点です。
最初は空振りしてもいい、息が切れてもいい。コートに立って、澄んだ空気の中でボールを打つ音を聞くだけで、日常のストレスは消えていきます。
「もう若くないから」と諦めるのはもったいありません。一足のテニスシューズを新調して、明日、お近くのコートを覗いてみませんか。そこには、新しい人生の1ページが待っています。


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