「80歳を過ぎてテニスなんて、無理だろう」――もしあなたが、あるいはあなたのご家族がそう思っているなら、それは大きな誤解です。全国のテニスコートを見渡せば、日焼けした笑顔で軽快にボールを追いかける80代、さらには90代のプレーヤーが驚くほどたくさんいます。
テニスは、単なるスポーツの枠を超えた「生涯の友」になり得ます。本気で「死ぬまでコートに立ち続けたい」と願う方々へ、リアルな体験談に基づいた健康維持のコツと、長く楽しむための知恵をお届けします。
80歳からのテニスは「心」と「脳」の特効薬
実際に80代で週に2〜3回プレーを続けている方に話を伺うと、異口同音に返ってくる言葉があります。それは「テニスがあるから、明日が楽しみになる」ということです。
テニスは、一球ごとに「どこへ打つか」「相手はどう動くか」を瞬時に判断するスポーツです。この適度な緊張感と戦略性が、脳を驚くほど活性化させます。また、ダブルスを組むことで生まれる仲間との会話、試合後の何気ないお茶の時間は、定年後の孤独感を吹き飛ばす何よりの良薬となります。
怪我をせず「現役」を貫くための3つの黄金律
80歳を超えてもコートに立ち続ける人々には、共通する「鉄則」があります。若さで押し切るテニスから、知恵と道具を駆使するテニスへの転換です。
1. 道具に頼る。無理をしない。
関節への負担を減らすには、衝撃吸収性に優れた軽量なラケットが不可欠です。ヨネックス アストレルのような、スイートスポットが広く、軽い力でボールが飛ぶモデル(いわゆる厚ラケ)への買い替えを検討しましょう。また、足腰を保護するために、クッション性の高いアシックス テニスシューズを選ぶことも、現役続行のための先行投資と言えます。
2. 「ダブルス」を基本にする
80代のテニスは、走る距離を抑えたダブルスが主流です。「ボールを追いかけすぎない」「届かない球は追わない」という暗黙の了解を仲間と共有することで、心臓や膝への負担を劇的に減らすことができます。
3. 入念すぎるほどの準備運動
「コートに着いてすぐ打ち始める」のは禁物です。最低15分はかけ、ゆっくりと関節を回し、サポーター 膝用などで不安な箇所を補強してからスタートするのが、ベテラン勢のたしなみです。
【体験者の声】私が80歳で大会に出続ける理由
「試合に出るのが一番の若返りだよ」と語るのは、地元のベテラン大会に出場している82歳の男性です。
「勝敗よりも、同じ年代の仲間と顔を合わせ、『お互い元気だったか』と確認し合えるのが嬉しい。一歩も動けないような鋭いショットを打たれると、悔しいけれど『次はこう返してやろう』と闘争心が湧いてくる。この気持ちがある限り、老け込むことはありませんね」
このように、テニスは数字上の年齢を忘れさせてくれる場所なのです。
まとめ:今日がこれからの人生で一番若い日
80歳からのテニスは、記録を競うものではなく、人生の質を向上させるための「儀式」のようなものです。もしブランクがあるなら、まずは地域のスクールのシニアクラスや、初心者歓迎のサークルをのぞいてみてください。
一歩コートに足を踏み入れ、心地よい打球音を耳にするだけで、眠っていた活力が呼び覚まされるはずです。さあ、テニスバッグに必要なものを詰め込んで、またあの場所へ出かけませんか。


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