「冬のテニスは、コートに立つまでが地獄で、動き始めるとサウナ状態」。これがプレーヤーの本音ではないでしょうか。
朝一番のオムニコート、キンと冷えた空気の中でラケットを握る手はかじかみ、体は思うように動きません。かといって、防寒を優先してモコモコのダウンを着たままプレーすれば、15分後には汗だくになり、その汗が冷えて今度は風邪をひく原因になります。私自身、安易な厚着で肩が回らず、大事な試合の序盤でミスを連発した苦い経験があります。
冬のテニスを快適に、そしてスコアを崩さずに楽しむための「正解の着こなし」を、実体験ベースで徹底解説します。
1. 鉄則は「3層レイヤリング」:温度調節のしやすさが命
冬のテニスウェア選びで最も重要なのは、1枚で解決しようとせず「重ね着(レイヤリング)」で対応することです。
① ベースレイヤー:汗冷えを防ぐ生命線
一番下に着るインナーは、綿素材は絶対にNGです。汗を吸った綿は乾かず、体温を急激に奪います。おすすめは、吸汗速乾性と保温性を両立したコンプレッションウェアです。
例えば、多くのテニス愛好家が愛用しているアンダーアーマー インナー コンプレッションは、適度な締め付けで筋肉の動きをサポートしつつ、冬の冷たい風から肌を守ってくれます。
② ミドルレイヤー:動ける軽さと保温性
インナーの上には、薄手のフリースやハーフジップのジャージを重ねます。私は少し肌寒い時期にはヨネックス トレーナーを愛用しています。テニスブランドのウェアは、腕を振り上げる動作を邪魔しないカッティングになっているため、スイング時のストレスが驚くほど少ないです。
③ アウター:アップ中と待ち時間の守護神
試合の待ち時間や、練習前のウォーミングアップでは、とにかく体温を逃がさないことが先決です。ベンチコートも良いですが、動きやすさを重視するならバボラ ウィンドブレーカーのような、防風性に特化した軽量アウターを1枚持っておくと重宝します。
2. 実体験から学んだ「盲点」の寒さ対策
ウェア以外にも、冬のテニスを劇的に快適にするアイテムがあります。
- ネックウォーマーの魔力: 首元を温めるだけで、体感温度は3度ほど変わると言われています。プレー中に邪魔にならない、フィット感のあるミズノ ネックウォーマーは必須装備です。
- 冬用テニスグローブ: 「素手の感覚が大事」と我慢していましたが、指先が冷え切ると繊細なタッチが死にます。最近は、手のひら側が開いているタイプや、極薄でも滑りにくいダンロップ テニスグローブがあり、これに変えてから冬のドロップショットの成功率が上がりました。
- カイロを貼る場所: 経験上、腰よりも「肩甲骨の間」に貼るのがベストです。肩周りの血流が良くなり、サーブの時に肩がスムーズに回るようになります。
3. プレー後のケア:これだけは忘れないで
冬のテニスで一番怖いのは、プレーが終わった直後です。
「熱くなったから大丈夫」と、汗をかいたインナーのままベンチで談笑していませんか?私はこれで何度も寝込んでいます。プレーが終わったら、たとえ面倒でもすぐにインナーを脱ぎ、乾いたシャツに着替える。そして、すかさずデサント ベンチコートを羽織る。この徹底が、翌日の筋肉痛や体調不良を最小限に抑える秘訣です。
冬は空気が澄んでいて、テニスをするには意外と気持ちの良い季節です。正しい装備を整えて、最高の「冬テニス」を楽しみましょう。


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