「プロのテニスを、息遣いが聞こえるほどの距離で見てみたい」——そんな願いを叶えてくれるのが、慶應義塾大学日吉キャンパスで開催される「横浜慶應チャレンジャー」です。
グランドスラムで活躍する前の「金の卵」たちがしのぎを削るこの大会は、一般的なトーナメントとは一線を画す魅力に溢れています。実際に現地へ足を運び、肌で感じた「横浜チャレンジャーならではの熱狂」と、快適に楽しむためのリアルな観戦術をまとめました。
1. 「マムシ谷」への道のり:日吉駅からコートまでのリアルな体験
東急東横線の日吉駅を降り、銀杏並木が美しい慶應義塾大学の門をくぐると、そこには「マムシ谷」と呼ばれるテニスコート群が広がっています。
初めて行く方にアドバイスしたいのは、その「高低差」です。キャンパス内は意外と広く、急な坂道や階段が続きます。足元はヒールよりも、クッション性の高いニューバランス スニーカーのような歩きやすい靴が正解です。駅からコートまでは徒歩10分弱ですが、試合開始直前に駆け込むのはかなりハード。余裕を持って到着し、学生たちが運営する手作り感満載の受付でプログラムを受け取る時間も楽しみのひとつです。
2. 観戦の醍醐味:プロの「風圧」を感じる距離感
横浜チャレンジャー最大の魅力は、なんといっても選手との「物理的な近さ」です。有明コロシアムのような巨大スタジアムとは違い、コートサイドのベンチから選手まで数メートルしかありません。
時速200kmを超えるサーブが唸りを上げてコートに突き刺さる音、選手が自分を鼓舞する呟き、激しいフットワークで削れるコートの音。それらすべてがダイレクトに脳に響きます。特に練習コートの横を通る際は、世界ランク100位圏内の選手がすぐそこで調整しており、その集中力に圧倒されるはずです。
3. 体験してわかった「観戦の必須アイテム」
この大会は11月に開催されることが多く、日吉の谷底にあるコートは独特の気候になります。現地で「これがあって助かった!」と感じたアイテムを挙げます。
- 寒暖差への備え: 日向はポカポカしていても、日陰に入った瞬間や日が落ちてからは急激に冷え込みます。脱ぎ着しやすいパタゴニア フリースや、膝に掛けるブランケットは必須です。
- お尻の相棒: 観客席は硬いベンチや石段が多いです。長時間座っていると腰に来るため、サーマレスト シートのような折りたたみ式のクッションを持参することを強くおすすめします。
- 記録の準備: 選手との距離が近いため、スマホのカメラでも十分に迫力ある写真が撮れます。予備のアンカー モバイルバッテリーがあれば、SNSでの実況も安心です。
4. 食事と休憩:学生街・日吉を遊び尽くす
会場内にも軽食の販売がある年もありますが、基本的には日吉駅周辺の「ひよし商店街」で済ませるのが通の楽しみ方です。
ボリューム満点の「家系ラーメン」でエネルギーをチャージしてから坂を下りるもよし、試合の合間に駅前のカフェで一息つくのもよし。ただし、一度坂を下りてしまうと戻るのが億劫になるため、サーモス 水筒に温かい飲み物を入れて持参し、おにぎりなどを事前購入して現地でピクニック気分を味わうのが、最もタイムロスのない観戦スタイルと言えるでしょう。
5. まとめ:テニスファンなら一度は訪れるべき聖地
横浜慶應チャレンジャーは、単なる「下部大会」ではありません。そこには、プロとして生き抜こうとする選手の執念と、それを支える学生たちの熱意が凝縮された、非常に純度の高いスポーツ空間があります。
テレビ画面越しでは絶対に伝わらない「ボールの重さ」と「会場の緊張感」。ぜひ、お気に入りのテニス キャップを被って、日吉の地で次世代のスターを見つけてみてください。一度その近さを体験したら、きっと来年もこの坂道を登りたくなるはずです。


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