テニスやバドミントンをプレーしていて、「最近どうもショットが安定しない」「ラケットが手の中で滑る気がする」と感じたことはありませんか?実はそれ、ラケット自体の性能ではなく、わずか数百円の「グリップテープ」が原因かもしれません。
多くのプレーヤーがガットの張替えにはこだわりますが、肌に直接触れる唯一のパーツであるグリップテープのメンテナンスを疎かにしがちです。今回は、週3回はコートに立つ私が、実際に数多のテープを使い倒して辿り着いた、後悔しない選び方とおすすめの逸品を徹底解説します。
なぜ「たかがテープ」で打球が変わるのか?
新しいグリップテープを巻いた直後の、あの吸い付くような感覚。あれこそが、余計な握力を排除し、リラックスしたスイングを生む鍵です。使い古してツルツルになったテープでは、ラケットを飛ばさないように無意識に強く握り込んでしまい、手首の可動域を狭めてしまいます。
私自身、試合の重要な局面で手が滑り、痛恨のミスショットをした経験があります。それ以来、グリップテープは「消耗品」ではなく「勝つための精密パーツ」だと考えるようになりました。
実際に試して分かった!タイプ別おすすめグリップテープ
ネットの口コミだけでなく、実際にコートで使用して「これは!」と感じたものを厳選しました。
1. 迷ったらこれ!不動の定番「ウェットタイプ」
手にしっとりと吸い付く感覚が欲しいなら、ウェットタイプ一択です。
- ヨネックス ウェットスーパーグリップまさに王道。テニス、バドミントン問わず、迷ったらこれを買っておけば間違いありません。吸着力が長持ちし、カラーバリエーションが豊富なのもモチベーションが上がります。
- ウィルソン プロオーバーグリップフェデラーなど多くのトッププロが愛用していることで有名です。ヨネックスよりも少しだけ厚みを感じ、マイルドな握り心地。使い込んでも表面の質感が変わりにくいのが特徴です。
- ボウブランド グリップテープ「一度使ったら戻れない」と言われる隠れた名品。驚くほどの耐久性と、時間が経っても持続するしっとり感は、まさに最高級の使い心地です。
2. 汗かきさんの救世主「ドライタイプ」
夏場のプレーや、手汗でグリップが滑ってしまう方にはドライタイプが必須です。
- トーナグリップ オリジナル「青い魔法のテープ」として知られる超定番。巻いた瞬間は少しザラッとしていますが、汗を吸うほどに手に馴染み、滑らなくなります。
- ヨネックス ドライスーパーストロンググリップドライ特有のパサつきを抑え、適度なホールド感がある優れもの。耐久性も高く、ドライ派にはたまらない一品です。
【失敗しない】プロ級に綺麗に巻くための3つのコツ
自分で巻くと「最後が余る」「シワができる」と悩む方も多いはず。数千回と巻き直してきた私が実践しているコツを伝授します。
- スタートの「重ね」は大胆にグリップエンド(底の部分)は、一番力がかかる場所です。最初はテープを1周半ほど同じ位置で重ねるように巻くと、プレー中にズレるのを防げます。
- 常に一定のテンション(張力)をかけるシワの原因は、巻く力が緩いことです。テープを軽く引っ張りながら、常にピンと張った状態で巻き進めてください。
- 最後は「斜め切り」で決めるハサミを使って、最後を鋭角に斜め切りしてください。こうすることで、付属のエンドテープを貼った時に段差がなくなり、見た目も握り心地も美しく仕上がります。
グリップテープを替えるべき「真のタイミング」
「表面が破れたら替える」では遅すぎます。私が推奨する交換の目安は、**「表面のしっとり感が消え、少しでも滑りを感じた時」**です。
練習頻度にもよりますが、週1〜2回のプレーなら1ヶ月に一度。夏場や部活動などで毎日使うなら、1週間に一度は巻き替えるのが理想です。新しいテープに変えるだけで、驚くほどスイングが軽やかになるのを実感できるはずです。
まとめ:自分に合った一本で、最高のパフォーマンスを
グリップテープ選びは、自分のプレイスタイルを見つめ直す作業でもあります。「しっかり握り込みたいのか」「汗対策を優先したいのか」。
まずはヨネックス ウェットスーパーグリップのような定番から試し、そこを基準に「もう少し薄いほうがいい」「もっとドライがいい」と調整していくのが近道です。
たかがテープ、されどテープ。あなたの右腕となるラケットを、最高の状態で握れる喜びをぜひ体験してください。


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