「またテニスを始めたいけれど、昔のように動けるかな?」あるいは「新しく趣味にしたいけれど、周りは経験者ばかりで怖そう」。そんな不安を抱えていませんか。
実は、私も10年のブランクを経てコートに戻った一人です。最初は空振りすらしてしまい「こんなはずじゃなかった」と落ち込みましたが、今では現役時代より賢く、楽しくプレイできています。この記事では、私の実体験をベースに、大人になってからテニスを再開・開始するための「失敗しないロードマップ」をお伝えします。
久しぶりのコートで突きつけられた「3つの現実」
私が10年ぶりにラケットを握った日、待ち受けていたのは予想以上に情けない自分でした。
- 「目」と「足」の連携がバラバラ頭の中では全盛期のフットワークをイメージしているのに、実際にはボールのバウンドに合わせられず、お恥ずかしいことにフレームショットを連発しました。
- 20分で限界が来るスタミナ「テニスってこんなに過酷だっけ?」と驚くほど、心臓の鼓動が耳元で聞こえる始末。体力の衰えは、数字で見るよりコートで感じる方がよっぽど残酷です。
- 翌朝、起き上がれないほどの筋肉痛特に利き腕の前腕と、普段使わない内もも。階段の上り下りすら苦行になるレベルの代償を払いました。
これらの経験から学んだのは、「昔の自分」を一度捨て、今の自分に合わせた準備と心構えが必要だということです。
怪我を防ぎ、上達を早める「大人のための準備」
形から入ることは、モチベーション維持だけでなく怪我防止にも直結します。私が実際に使ってみて「これだけは妥協しなくてよかった」と感じたアイテムを紹介します。
まずは「自分に優しい」ラケット選び
昔使っていた競技者向けの重いラケットを持ち出したところ、すぐに手首を痛めそうになりました。今の主流は、軽くても面が安定し、振動吸収に優れたモデルです。私は思い切って、楽にボールが飛ぶテニスラケットを新調しました。これにより、無駄な力を入れずに深いボールが打てるようになり、スイングが安定しました。
シューズは「命綱」
「とりあえずスニーカーでいいや」は厳禁です。テニス特有の横の動きに対応していない靴は、捻挫の元。オムニコート(砂入り人工芝)でプレイするなら、必ずテニスシューズ オムニ・クレーコート用を着用してください。グリップ力が違うだけで、一歩目の踏み出しが驚くほど軽くなります。
効率よく感覚を取り戻すための3ステップ
最短で「打てる感覚」を取り戻すために、私が実践して効果があったメニューです。
- ショートラリーを「これでもか」と繰り返すいきなりベースラインからフルスイングするのは、怪我の最短ルートです。まずはサービスライン付近で、優しくボールを当てる感覚だけを確認しました。
- 壁打ちで「打点」の微調整自分のミスがそのまま自分に返ってくる壁打ちは、最高のコーチです。誰にも見られず、納得いくまでテニスボールを打ち込める環境は、自信を取り戻すのに最適でした。
- プロの「目」を借りる独学の癖は一度つくとなかなか治りません。私は近所のテニススクールの体験レッスンを申し込みました。プロに「今の打点、もう少し前ですよ」と一言指摘されるだけで、視界がパッと開けるような感覚がありました。
プレイ後のケアが、次週のあなたを救う
大人のテニスにおいて、練習と同じくらい重要なのがアフターケアです。私はプレイ後、必ず入念なストレッチを行い、違和感がある場所にはコールドスプレーやアイシングを徹底しました。
これをするのとしないのとでは、翌月曜日の仕事のパフォーマンスが劇的に変わります。「テニスをしたから体が重い」ではなく「テニスをしたから体が軽い」状態を作るのが、長く続けるコツです。
まとめ:テニスは一生付き合える最高の相棒
テニスを再開して、一番良かったと感じるのは「日常生活に張りが出たこと」です。ミスをして悔しがったり、会心のボレーが決まってハイタッチしたり。そんな非日常の刺激は、大人になればなるほど貴重なものです。
もしあなたが迷っているなら、まずは新しいグリップテープを巻くところから始めてみませんか?その一歩が、健康的でエキサイティングな週末の始まりになるはずです。
「また始めよう」と思ったその時が、最高の再開タイミングです。コートで会いましょう!


コメント