テニス経験者がゴルフに転向して驚いた5つの共通点と決定的な違い:後悔しないための「二刀流」のスイング理論

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「テニスをしていたなら、ゴルフもすぐ上手くなるよ」という言葉を信じて、私はテニスコートからゴルフ場へと足を踏み入れました。確かに、ラケットをテニスラケットからゴルフクラブに持ち替えた初日、空振りすることなくボールに当てられたのはテニスで培った動体視力のおかげでしょう。しかし、実際にコースに出てみると、テニス経験者だからこそ陥る「深い落とし穴」があることに気づかされました。

1. 「横向きの力」は武器になるが「手首」は敵になる

テニスのフォアハンドにおける「クローズドスタンス」と、ゴルフのアドレスは驚くほど似ています。右利きのプレイヤーなら、左肩をターゲットに向ける感覚は体に染み付いているはずです。この「捻転」の感覚があるおかげで、テニス経験者は初心者の中でも飛距離が出やすい傾向にあります。

しかし、最大の障壁は「手首の返し」でした。テニスでトップスピンをかける際、テニスガットでボールを擦り上げるような手首の使い方は、ゴルフでは致命的な「フック」や「チーピン」の原因になります。ゴルフではゴルフグローブをはめた左手の甲が、インパクトの瞬間にターゲットを向いていなければなりません。この「手首をこねない」感覚を掴むまでに、私はゴルフ練習器具を何種類も試すことになりました。

2. 止まっているボールを打つ恐怖

テニスは飛んでくるボールに反応する「動」のスポーツですが、ゴルフは止まっているボールを自分から打ちに行く「静」のスポーツです。これが想像以上にメンタルを削ります。テニスなら相手の球速を利用してカウンターを合わせられますが、ゴルフではすべてのパワーを自ら生み出し、かつゴルフティーの上の静止した球に対して完璧なタイミングでコンタクトしなければなりません。

私が体験したなかで最も苦労したのは、テニスのクセで「ボールに走り寄りたくなる」衝動です。ゴルフの基本はどっしりとした下半身の安定です。ゴルフシューズが地面を掴む感覚を意識しすぎて、最初は足がガチガチに固まってしまったのも、今では良い思い出です。

3. 「テニス肘」と「ゴルフ肘」の境界線

テニスを長く続けていると、肘の外側を痛めることがよくあります。一方、ゴルフでは内側を痛めやすいと言われています。私はゴルフを始めた当初、テニスの打ち方のまま力を入れすぎてしまい、肘に違和感を覚えました。そこで導入したのが、肘サポーターです。

これを装着することで、無駄な力みが取れ、結果的に「脱力して振り抜く」というゴルフ特有のスイングスピードの出し方を学ぶことができました。道具に頼ることは恥ではありません。むしろ、長く二刀流を楽しむための賢い選択だと痛感しています。

4. 道具へのこだわり:ラケット選びとの共通点

テニスバッグに詰め込まれたラケット選びと同様、ゴルフのキャディバッグの中身を整える作業は至福のひと時です。テニスプレイヤーは「打感」に敏感な人が多いのではないでしょうか。

ゴルフでも、ゴルフボールのカバーの硬さや、パターの打音ひとつで、その日のリズムが変わってしまいます。私はテニスで培った「指先の感覚」を大切にするため、グリップテープに近い感覚で選べる高品質なゴルフグリップへの交換を早めに行いました。これが功を奏し、ショートゲームでの距離感が格段に安定したのです。

5. 結論:テニス経験はゴルフを豊かにする

テニスで培ったフットワークや体幹の強さは、間違いなくゴルフにおける強力なアドバンテージになります。特に、試合での「次の1打」を組み立てる戦略的な思考は、ゴルフのマネジメントに通じるものがあります。

もしあなたが今、テニスウェアを着てこの記事を読んでいるなら、ぜひその感覚を持ったままゴルフ場へ行ってみてください。最初は手首の動きに戸惑うかもしれませんが、カチリとパズルのピースがハマった瞬間、テニスでは味わえなかった「静かな興奮」があなたを待っています。まずはゴルフセットをレンタルすることから始めて、新しいスポーツの扉を開いてみてはいかがでしょうか。

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