「ネットに出られた!終わった……」そう思ってあきらめていませんか?テニスにおいて、パッシングショットは単なる「横を抜くショット」ではありません。それは、攻め込んできた相手の勢いを逆手に取り、精神的なダメージを与える最高にエキサイティングなカウンターです。
本記事では、パッシングショットの基礎から、試合で相手を翻弄するための「生きた技術」と「駆け引き」を、私の実体験を交えて徹底的に解説します。
パッシングショットとは?基本と快感を知る
パッシングショットとは、相手がボレーを打つためにネット際に前進してきた際、その横(サイド)を抜いてポイントを奪うショットのことです。
テニスを始めたばかりの頃、私は相手がネットに来るたびにパニックになり、ボールを相手の正面に打ち返してはボレーで仕留められていました。しかし、一度パッシングショットのコツを掴むと、景色は一変します。相手が必死に手を伸ばしても届かないコースへボールが吸い込まれる瞬間は、まさに「読み勝った」という快感そのものです。
試合で使える!2つの基本コースと使い分け
パッシングショットには、大きく分けて「ストレート(ダウン・ザ・ライン)」と「クロス」の2つがあります。
1. 相手の不意を突くストレート
最もシンプルかつ強力なのがストレートです。ネットの端を通すため、相手との距離が近く、反応する時間を奪えます。
- 体験的コツ: 相手のウォッチ(見逃し)を誘うには、打つ直前までクロスに打つような肩の向きを保つのがポイントです。
2. 角度で攻めるクロス
クロスへのパッシングは、ネットの中央(一番低い部分)を通せるためミスが少なくなります。また、角度をつけることで相手をコートの外へ追い出すことができます。
- 体験的コツ: 足元に沈めるボールと組み合わせると効果的です。一発で抜こうとせず、まずはクロスへ「沈める」ことで相手の体勢を崩しましょう。
実戦で勝つための「心理戦」と「テクニック」
パッシングショットを成功させるのは、スイングスピードではありません。重要なのは「準備」と「メンタル」です。
短いテイクバックで「合わせる」
相手がネットにいる場合、返球のスピードが速くなります。大きく振りかぶる時間は テニスラケット を振る余裕すら与えてくれません。コンパクトなテイクバックで、相手のボールの勢いを利用するのが鉄則です。
「1回で抜かない」という余裕
初心者の頃の私は、常に「1発でエースを奪わなければ」と力んでいました。しかし、上級者ほど「2本で仕留める」という考え方をします。
- 1打目: 相手の足元へスピンをかけて沈める。
- 2打目: 浮いてきたチャンスボールを確実にサイドへ流す。この「足元への配球」を覚えるだけで、パッシングの成功率は劇的に上がります。
相手の動きを「見る」
相手がネットへ出る際、センター寄りに来るのか、それともサイドをケアしているのか。ボールを打つ瞬間の周辺視野で相手のポジションを確認しましょう。もし相手がヤマを張って動いているなら、その逆を突くだけで簡単にポイントになります。
練習で磨くパッシングの精度
パッシングショットの精度を上げるには、テニス 練習用ネット や球出しマシンを使って、特定のターゲットを狙い続ける練習が不可欠です。
特におすすめなのが、コートの隅にコーンを置き、そこから30cm内側を狙う練習です。ライン際ギリギリを狙いすぎると試合ではミスに繋がります。「安全な圏内」を身体に染み込ませることが、本番のプレッシャー下で腕を振る自信になります。
まとめ:パッシングショットは「勇気」の証明
パッシングショットが決まるようになると、相手は安易にネットへ出られなくなります。それは試合の主導権をあなたが握った証拠です。
まずは テニスシューズ の紐をしっかり締め直し、相手がネットに来るのを「チャンス」だと捉えるマインドセットを持ちましょう。一度その快感を覚えたら、あなたのテニスはもっと自由で、戦略的なものに変わるはずです。
次は、足元に沈めるための強力なトップスピンの打ち方を一緒に練習してみませんか?


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