「テニスラケットを新調したいけれど、英語での綴りが2種類あってどっちが正解?」
「海外のスポーツショップでテニスラケットを探す時、なんて伝えればいいの?」
そんな疑問を抱えている方は多いはずです。実は、カタカナで「ラケット」とひと括りにしても、英語の世界では競技や国、さらには文脈によって使い分けが存在します。
今回は、私が実際に海外のテニススクールに通い、現地のショップでバドミントンラケットやスカッシュの道具を揃えた体験をもとに、現場で役立つリアルな英語知識をお届けします。
どっちが正解?「Racket」と「Racquet」の使い分け
結論から言うと、どちらも間違いではありません。しかし、そこには明確な「ニュアンスの差」があります。
一般的な「Racket」
アメリカ英語や、日常的な会話で最も目にするのが Racket です。テニス、バドミントン、卓球など、あらゆる競技において最も汎用性が高いスペルです。私がカリフォルニアのスポーツ用品店でヨネックス ラケットを探していた時も、値札のほとんどはこの表記でした。
伝統を重んじる「Racquet」
一方で、Racquet はフランス語の raquette に由来する、より古風でフォーマルな綴りです。イギリス英語で好まれる傾向にあり、特に「スカッシュ」や「ラケットボール」といった競技では、この綴りが「正式」とされることが多いです。実際、ロンドンの老舗クラブに足を運んだ際、掲示板にはすべて Racquet と記されており、競技の格式高さを感じたのを覚えています。
【実録】海外ショップで恥をかかないための「卓球」の呼び方
ここで一つ、私の失敗談を共有します。
海外の友人とスポーツバーで遊んでいた時、私は自信満々に「Let’s play Ping Pong with this racket!」と言いました。すると友人は笑いながら、「それは Paddle(パドル)か Bat(バット)って呼ぶのが普通だよ」と教えてくれたのです。
実は英語圏では、競技の種類によって「ラケット」と呼ばないケースがあります。
- テニス・バドミントン: Racket / Racquet
- 卓球(Table Tennis): Paddle / Bat
- ピックルボール: Paddle
もしあなたがAmazonで卓球ラケットを探しているなら、海外発送の商品説明には「Table Tennis Paddle」と書かれていることが多いはずです。この違いを知っているだけで、現地でのコミュニケーションがぐっとスムーズになります。
知っておきたい「Racket」の意外な意味
英語の Racket には、スポーツ用品以外の意味があることをご存知でしょうか?これを知らないと、思わぬ誤解を招くかもしれません。
- 「騒がしい音」という意味アパートの隣の部屋がうるさい時、ネイティブは “Stop that racket!”(その騒音をやめて!)と言ったりします。私は最初、誰かが部屋でテニスボールを打ち合っているのかと勘違いしましたが、単に「うるさい」という意味だったのです。
- 「不正な商売」という意味ニュースなどで「Drug racket(麻薬組織)」といった表現が使われることがあります。これは詐欺や不正な金儲けを指す言葉です。スポーツの話をしている最中に突然この意味で使われることは稀ですが、知識として持っておくと役に立ちます。
最高の1本を海外で手に入れるために
海外のショップでウィルソン ラケットやバボラ ラケットを手に取る際、店員さんにこう聞いてみてください。
“Could you recommend a racket that’s easy on the elbow?”
(肘に優しいラケットを勧めてくれませんか?)
海外のグリップサイズは「4 1/4」や「4 3/8」のようにインチ表記が基本です。日本の「G1」「G2」といった表記が通じないことも多いので、自分の手のサイズに合うインチ数をメモしておくと、最高の相棒に出会える確率が上がりますよ。
正しい英語の知識を持って、世界中のコートでプレーを楽しみましょう!


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