「ラケットって、英語でもそのままラケットで通じるよね?」
そう思って海外のテニスコートやショップへ行くと、意外な表現の壁にぶつかることがあります。実は「ラケット」という言葉一つとっても、スペルが2種類あったり、競技によっては「ラケット」と呼ばなかったりするのです。
今回は、私が海外のテニススクールや現地のスポーツショップで実際に経験したエピソードを交えながら、SEO的にも重要な正しい英語表現と、現場で使えるリアルなフレーズを詳しく解説します。
1. ラケットの英語表記:Racket vs Racquet
まず基本となるスペルですが、英語では “racket” と “racquet” の2つが存在します。
結論から言うと、現代では “racket” が最も一般的です。しかし、テニスやスカッシュといった伝統を重んじる競技の公式な場では、少しフォーマルで古風な響きを持つ “racquet” という綴りが好まれる傾向にあります。
私が以前、ロンドンの老舗スポーツショップを訪れた際、壁一面に「Racquet Services」と書かれていたのが印象的でした。アメリカの大型店では Wilson Tennis Racket のように “racket” 表記をよく見かけますが、イギリスや伝統的なクラブでは “racquet” が「通」な響きとして愛されています。
2. 【競技別】ラケットの呼び方と体験談
ここが一番の落とし穴です。日本語ではすべて「ラケット」ですが、英語では道具の形状によって呼び方が明確に分かれます。
テニス・バドミントン:Racket
これらは網目(ガット)があるため、迷わず “racket” で通じます。
バドミントンをプレー中、海外の友人に YONEX Badminton Racket を貸したとき、彼はその軽さに驚いて “This racket is feather-light!”(このラケット、羽のように軽いね!)と表現していました。
卓球:Paddle(パドル) / Bat(バット)
ここが最大の注意点です。卓球の道具を “racket” と呼んでも意味は通じますが、現地では “paddle”(主に北米)や “bat”(主にイギリス)と呼ぶのが一般的です。
アメリカの大学のレクリエーションルームで「Racketはある?」と聞いた際、一瞬テニスラケットのことかと思われてしまいました。卓球を楽しみたいなら “Do you have any paddles?” と聞くのが正解です。
3. ショップやコートで使える!実践英語フレーズ
ただ単語を知っているだけでは、スムーズなコミュニケーションは難しいもの。私が実際に使って、あるいは言われて役立ったフレーズをまとめました。
ラケットの状態を伝える
- “The strings are a bit loose.”(ガットが少し緩んでいます。)
- “I need to re-string my racket.”(ガットを張り替えたいです。)ショップで依頼する際は Luxilon Tennis String などの特定の銘柄を指して、”Could you string this at 52 lbs?”(52ポンドで張れますか?)と伝えると非常にスムーズです。
ラケットの好みを相談する
- “I’m looking for something head-heavy.”(ラケットの頭が重いタイプを探しています。)
- “This grip feels too thick for me.”(このグリップは私には太すぎます。)グリップが太いと感じる場合は、Wilson Overgrip を使って調整する話など、具体的なギアの名前を出すと店員さんとの会話も弾みます。
4. 海外で感じた「ラケット文化」の違い
海外、特に欧米のテニスクラブでは、自分の道具に対するこだわりが非常に強い人が多いと感じます。
ある日、カリフォルニアのパブリックコートで隣になった年配の男性は、ボロボロの Babolat Pure Drive を大切そうに使っていました。「新しいモデルは買わないの?」と聞くと、”This old friend knows exactly how I swing.”(この相棒は、俺の振りを完全に理解してるんだ)と笑っていました。
単なる「道具」としてだけでなく、”Partner” や “Extension of my arm”(腕の延長)と表現する彼らの言葉選びからは、スポーツへの深い愛着が感じられます。
まとめ:正しい単語選びでスポーツをもっと楽しく
ラケットの英語表現をマスターすることは、単なる語彙力の向上ではなく、現地のプレーヤーと心を通わせる第一歩です。
- 基本のスペルは “racket”
- 卓球なら “paddle” か “bat”
- ガットの張り替えは “re-string”
これらを押さえておくだけで、海外のショップでの買い物や、旅先での飛び入り試合がぐっと楽しくなるはずです。次にコートに立つときは、ぜひこれらのフレーズを頭に浮かべてみてください。


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