【プロが教える】ガット張り替えの頻度は?「切れてから」では遅すぎる理由と、打感でわかる交換サイン

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「最近、なんだかボールが飛ばなくなったな」「しっかり振っているのにコントロールがつかない」……。もしあなたがそう感じているなら、それは技術のせいではなく、ラケットのガット(ストリング)が寿命を迎えているサインかもしれません。

多くのプレーヤーが「ガットは切れるまで使うもの」と思いがちですが、実はガットの性能は切れるずっと前に失われています。今回は、テニスやバドミントンを楽しむ皆さんが最高のパフォーマンスを維持するための、正しい張り替え頻度と「打感」で判断する体験的な見極め方をご紹介します。

ガットは「生もの」。3ヶ月が交換のデッドライン

結論から言うと、ガットの張り替え頻度は**「3ヶ月に1回」**を最長ラインと考えるのがベストです。

ガットはラケットに張られた瞬間から、凄まじい張力(テンション)で引っ張られ続けています。たとえ一度もボールを打たなくても、素材の分子構造が伸び切ってしまうため、3ヶ月も経てば本来の弾力は失われます。これは賞味期限の切れた食材を使うようなもので、どんなに高価なテニスラケットを使っていても、その性能を半分も引き出せなくなってしまうのです。

【実体験】「そろそろ変え時」を知らせる4つのサイン

数値上の期間よりも大切なのが、実際にプレーしていて感じる「違和感」です。私自身、あるいは多くのプレーヤーが経験する「寿命のサイン」をまとめました。

1. 「飛ばない」のに「アウトする」という矛盾

ガットの弾力がなくなると、ボールを弾き返す力が弱まり、飛距離が落ちます。しかし厄介なのは、ガットが伸び切って「たわみ」が戻らなくなることで、不意にボールをホールドしすぎてしまい、狙った以上のロブのような軌道でバックアウトが増える現象です。この「自分の感覚と飛びの不一致」が出始めたら末期症状です。

2. 打球音が「ボコッ」という濁った音に

張りたてのガットは、快感さえ覚える「パコーン!」という高い金属音を響かせます。しかし劣化が進むと、音が低く、湿ったような鈍い音に変わります。耳から伝わる情報は意外と正確です。

3. 手首や肘に「ビーン」と響く衝撃

本来、新品のガットはインパクトの衝撃を和らげてくれます。しかし、弾力がなくなったガットは板のように硬くなり、衝撃をそのまま腕に伝えます。特にルキシロンなどのポリエステル系ガットを長く放置すると、手首や肘の故障(テニス肘など)の原因になるため非常に危険です。

4. ガットの交差点に深い「溝」がある

ガットを指でずらしてみてください。縦糸と横糸が重なっている部分に深い溝(ノッチ)ができていませんか?この溝が深くなると糸の動きが悪くなり、スピンがかかりにくくなるだけでなく、次に強い衝撃が加わった瞬間にブチッと切れてしまいます。

プレイスタイル別・推奨張り替えサイクル

あなたの活動頻度に合わせて、以下のサイクルを目安にしてみてください。

  • 週4回以上のヘビー層: 1ヶ月〜1.5ヶ月。ガットが切れる前に、ノッチの深さを見て判断しましょう。
  • 週1〜2回の週末プレーヤー: 2ヶ月〜3ヶ月。季節の変わり目(3月、6月、9月、12月など)に張り替えると決めておくと、コンディションを維持しやすくなります。
  • 月1〜2回のエンジョイ層: 3ヶ月。使っていなくても劣化は進みます。ストリンググライドなどのメンテナンス用品を使っても、素材の伸びは止められません。

まとめ:上達への近道は「道具を疑うこと」

「まだ切れていないからもったいない」という気持ちはよく分かります。しかし、劣化したガットで練習し続けることは、変な癖をつけたり怪我を招いたりするリスクを伴います。

もし今、あなたが自分の上達に限界を感じているなら、まずはガットを張り替えてみてください。新品のガットで打った瞬間の「あ、こんなに楽にボールが飛ぶんだ!」というあの快感こそが、あなたのテニスを次のステージへ引き上げてくれるはずです。


さらに詳しく知りたい方は、お使いのガットの種類(ナイロンかポリか)を教えていただければ、より詳細なメンテナンス方法をご提案できます。

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