「カーボンラケットを使えば球が速くなる」——そう信じていた時期が私にもありました。しかし、いざ試合に出るとオーバーミスが止まらず、結局振るのが怖くなって当て当てるだけのバッティングセンターのような卓球になってしまった苦い経験があります。そんな私が「自分の卓球」を取り戻せたのは、原点である5枚合板に戻したからでした。
なぜ今、トップ層も一部が使い続け、指導者が口を揃えて「まずは5枚合板」と言うのか。その真実を、リアルな打球感と共にお伝えします。
【体験談】私がカーボンから5枚合板に戻して気づいたこと
カーボンラケットから5枚合板に持ち替えた瞬間、まず驚いたのが「手に伝わる情報の多さ」です。特殊素材は打球時に「パキッ」と一瞬で弾いてしまいますが、5枚合板は「ググッ」とボールが一度ラケットに食い込み、そこから放たれる感覚があります。
この数ミリ秒の差が、試合では命取りになります。カーボンでは「あ、今のミスしたかも」と思った瞬間に球はすでにコートを外れていますが、5枚合板なら食い込んでいる間に手首や指先で微調整が利く。この「操作している感覚」こそが、卓球の醍醐味であり、上達の鍵だと痛感しました。
5枚合板のメリット・デメリット:本当の使い心地
メリット:圧倒的な「しなり」が生む回転量
5枚合板の最大の武器は「しなり」です。ラケット全体が弓のようにしなることで、ボールに強烈な回転をかけることができます。特に下回転打ちの際、カーボンならネットに直撃するような低い打点でも、5枚合板ならボールを持ち上げてコートの奥へ突き刺すことができます。この安心感があるからこそ、思い切って腕を振り切れるようになります。
デメリット:後陣でのパワー不足
もちろん、良いことばかりではありません。相手に大きく下げられた時、あるいは相手の球が非常に重い時、5枚合板だと「飛ばしきれない」と感じる場面はあります。しかし、これは裏を返せば「自分の力加減がダイレクトに伝わっている」ということ。楽をして飛ばすのではなく、しっかり足を使って打つ習慣が身につくのは、長い目で見ればプラスでしかありません。
ユーザー評価の高いおすすめ5枚合板10選
実際に多くのプレイヤーが「これぞ5枚合板」と太鼓判を押すモデルを厳選しました。
- コルベル世界中の5枚合板の基準点。これより弾むか、しなるかで自分の好みが測れる「物差し」のような一本です。
- アコースティック弦楽器の接着技術を応用した逸品。手に響く振動が非常にクリアで、自分が今どんな回転をかけたかが指先でわかります。
- スウェーデンエキストラ圧倒的なコストパフォーマンス。北欧の木材の質の高さを感じられ、特にブロックの安定感は異常なほどです。
- インフィニティ VPS V5枚合板ながら、焼き加工を施すことでハードな打球感を実現。現代のプラスチックボールでも撃ち負けない威力が出せます。
- サイバーシェイプ ウッド六角形の見た目に惑わされてはいけません。先端部分のスイートスポットが広く、5枚合板の弱点である「端で打った時の失速」が克服されています。
- フォルティウス FT木材7枚のような重量感とパワーがありますが、構造は5枚。重い球を打ち込みたいパワーヒッター向け。
- 馬林エキストラオフェンシブ中国選手のような、粘着ラバーを貼ってゴリゴリに回転をかけていくスタイルに最適。
- 佳純ベーシック非常に軽量で振り抜きやすく、ジュニア世代や女性プレイヤーが「正しいフォーム」を身につけるのにこれ以上の選択肢はありません。
- SK7クラシック厳密には7枚ですが、5枚合板のような扱いやすさを残しつつ、圧倒的な破壊力を求めている人へのステップアップとして。
- セプティアー檜(ひのき)の単板のような柔らかい打球感が特徴。吸い付くような打球感は一度味わうと病みつきになります。
相性抜群!5枚合板に合わせるべきラバーの傾向
5枚合板の良さを引き出すなら、まずは自分のレベルに合わせた硬度のラバーを選びましょう。
初心者のうちは、ロゼナやマークVのような、少し柔らかめで食い込みの良いラバーを貼ると、5枚合板の「掴む感覚」がより強調されます。
中級者以上で「もう少し威力が欲しい」と感じるなら、テナジー05やV>15 Extraのような硬めのテンションラバーを。ラケットがしなる分、硬いラバーでもしっかりと球を掴んで飛ばすことができます。
まとめ:5枚合板は「自分の腕」を育てる最高のパートナー
もしあなたが今、「卓球が伸び悩んでいる」「ミスが原因がわからない」と感じているなら、一度5枚合板に戻ってみてください。球が飛ばないもどかしさは、やがて「自分の力でコントロールしている」という確信に変わります。
その確信こそが、勝負どころでの1点を手にするための最大の武器になるはずです。
次は、あなたのお気に入りの一本を見つけるために、ショップで実際にコルベルを握ってみることから始めてみませんか?


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