「あの、滝のように流れるチーズを思いっきり食べてみたい……」
そんな願いを叶えるべく、ついに自宅で「ラクレット」を解禁しました。レストランでしか食べられないと思っていたあの背徳感たっぷりの体験は、実はちょっとしたコツさえ掴めば、おうちのダイニングテーブルで簡単に再現できます。
今回は、実際に試してわかった最高に美味しい具材や、専用器具がなくても120%楽しむためのリアルな体験レポートをお届けします。
そもそも「ラクレットチーズ」ってどんな味?
スイスの伝統料理として知られるラクレットは、フランス語の「ラクレ(削り取る)」が語源です。
実際に大きな塊をカットして焼いてみると、まず驚くのがその「香り」。加熱する前は少し独特のクセを感じるかもしれませんが、熱が通った瞬間に香ばしいナッツのような、濃厚なミルクの香りに変化します。
味わいは非常に濃厚。塩気がしっかり効いているので、ソースや調味料を一切使わなくても、かけた瞬間にすべての食材が「ご馳走」に昇格します。
【体験レポ】自宅でラクレットを楽しむ3つのスタイル
私が実際に試した、おすすめの調理法を3つご紹介します。
1. 卓上グリルで「育てる」楽しさ
一番の理想は、やはりラクレットグリルを使うことです。上段で野菜を焼きつつ、下段の小さなパンでチーズをじっくり溶かす。この「待っている時間」のワクワク感こそがラクレットの醍醐味です。
2. フライパンで手軽に「チーズの海」を作る
専用機がない時は、小さめのスキレットやテフロン加工のフライパンで代用可能です。中火でチーズの底がカリッとするまで焼き、そのまま具材の上に滑らせるように乗せます。おこげの部分(ヌリと呼ばれるスイスの特権!)が作れるのは、フライパン調理ならではのメリットでした。
3. トースターで究極の時短おつまみ
耐熱皿に具材を並べ、その上にラクレットチーズ 切落しを乗せてトースターで3分。これだけで、ワインが止まらなくなる最高のおつまみが完成します。
実際に食べてわかった「最高に合う具材」ベスト5
「何をかけても旨い」のは事実ですが、数十種類の食材を試した中で、特におすすめしたい組み合わせを厳選しました。
- 蒸したじゃがいも(メークイン)王道にして頂点。ねっとりした芋の甘みと、チーズの塩気が口の中で溶け合います。皮付きのまま蒸すのがコツです。
- 厚切りベーコンとソーセージ脂の旨味とチーズのコク。まさに「カロリーの暴力」ですが、一口食べた瞬間に幸せになれます。
- ブロッコリーとミニトマト野菜を敬遠しがちな子供も、これなら完食。トマトは加熱されることで酸味が立ち、濃厚なチーズをさっぱりと食べさせてくれます。
- バゲット(少し硬めのもの)カリッと焼いたバゲットに、とろとろのチーズを染み込ませて食べる。シンプルですが、チーズそのものの味を一番堪能できます。
- ピクルス(口直しに必須)これは具材というより相棒。濃厚なチーズが続くと口が重くなりますが、酸味の効いたピクルスを挟むことで、無限に食べ続けられます。
失敗から学んだ、おいしく食べるための3つの鉄則
初めて自宅で挑戦した際、いくつか「あちゃー」となったポイントがありました。皆さんが失敗しないための注意点です。
- 「冷める前に食せ!」が絶対ルールラクレットは冷めるとすぐに固まってしまいます。お喋りに夢中になっていると、せっかくの食感が台無しに。「かけたら即、口へ運ぶ」が鉄則です。
- 油分の分離に気をつけてあまりに長時間加熱しすぎると、チーズから油が分離してギトギトになってしまいます。表面がプクプクと泡立ち、端が少し茶色くなってきた頃がベストタイミング。
- 香りの強さを知っておく本格的なものは香りがかなり強烈です。初めての方は、スーパーでも手に入る花畑牧場 ラクレットのような、マイルドで日本人の口に合いやすいものからスタートするのが正解です。
まとめ:ラクレットは「体験」を食べる料理
自宅でラクレットをやってみて感じたのは、これは単なる食事ではなく、家族や友人とテーブルを囲む「エンターテインメント」だということです。
「次はこれを焼こう」「チーズ、もっとたくさんかけて!」そんな会話が自然と生まれます。特別な日のおもてなしや、週末のちょっと贅沢なおつまみに、ぜひラクレットチーズを手に入れて、あの「とろ~り」を体感してみてください。
一度味わうと、もう普通のチーズには戻れなくなるかもしれませんよ。


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