バドミントンやテニスにおいて、ラケット選びの際に「デザイン」や「重さ」だけで決めてしまい、実際に打ってみたら「なんだか飛ばない」「腕がすぐに疲れる」と感じたことはありませんか?
実は、ラケットの性能を左右する「エンジン」とも言える重要な部位が、グリップとフレームを繋ぐ「シャフト」です。本記事では、シャフトの役割から、自身のプレイスタイルを劇的に変える選び方まで、実際の打球体験を交えて深掘りします。
1. ラケットシャフトの役割:なぜ「第2の心臓」と呼ばれるのか
シャフトは単なる一本の棒ではありません。スイングによって蓄えられたエネルギーを、しなりを利用してシャトルやボールに伝える中継地点です。
この部分がどう動くかによって、ショットの初速、コントロール性能、そして手首や肩への衝撃がすべて決まります。例えば、ヨネックス バドミントンラケット ナノフレアのような最新モデルでは、このシャフトの復元スピードを極限まで高めることで、素早いラリーへの対応力を強化しています。
2. 「硬さ」が生む圧倒的な違い:スティフとフレキシブル
シャフト選びで最も重要なのが「硬さ(打球感)」です。一般的に、以下の2つのタイプに分かれます。
硬いシャフト(スティフ)
レスポンスが非常に速く、自分のスイングパワーがダイレクトに伝わります。
- メリット: 面が安定しやすく、ピンポイントのコントロールが可能。ドライブなどの速い展開に強い。
- デメリット: シャフトがしならない分、自分の筋力で飛ばす必要があり、体への負担が大きい。
柔らかいシャフト(フレキシブル)
ムチのように大きくしなり、その「しなり戻り」の力で遠くへ飛ばします。
- メリット: 非力な方や初心者でも、軽い力で奥まで飛ばせる。肘や肩に優しい。
- デメリット: スイングが速すぎると、しなりすぎてインパクトのタイミングがズレやすい。
3. 【体験談】シャフト選びで変わった私のプレイと、痛感した失敗
私が中級者へステップアップする過程で最も衝撃を受けたのが、このシャフトの「硬さ」の選択ミスでした。
かつて、トップ選手に憧れて「とにかく硬くてヘッドが重いラケット」を背伸びして購入したことがあります。当時の私は「硬ければスマッシュが速くなる」と誤解していました。しかし、実際にコートに立つと、シャフトを全くしならせることができず、打球感はまるで「鉄板で打っている」ような硬い感触。結果として飛距離は落ち、1ヶ月後には手首を痛めてしまいました。
その後、ショップのアドバイザーに勧められ、あえて少し柔らかめのヨネックス アストロクスシリーズのミドルバランスモデルに変えたところ、驚くほど楽にクリアが飛ぶようになったのです。「しなり」を味方につけることで、力まなくても鋭いショットが打てるという感覚を、その時初めて肌で理解しました。
4. 失敗しないための「自分の物差し」の作り方
自分に合ったシャフトを見つけるためには、カタログの数値以上に「今の自分のスイング」を客観的に見ることが近道です。
- スイングスピードを確認する: 振る力が強い人は、柔らかすぎるとエネルギーが逃げてしまいます。ミズノ バドミントンラケット フォルティウスのように、粘りのある硬さを持つモデルが適している場合があります。
- 翌日の疲れを指標にする: 練習後に肘や肩に独特の「重い疲れ」が残るなら、それはシャフトが硬すぎるサインかもしれません。
- 試打では「守備」を確認する: 攻めている時はどのラケットも良く感じがちですが、追い込まれた時のレシーブで「楽に返るか」を確認するのが、長く付き合えるラケットを選ぶコツです。
5. まとめ:シャフトはあなたを助けるパートナー
ラケットシャフトは、正しく選べばあなたの技術を120%引き出してくれる最高のパートナーになります。
「飛ばないのは自分の力が足りないからだ」と筋トレに励む前に、一度シャフトの硬さを見直してみてください。もし今、自分のラケットが少し「気難しい」と感じているなら、ゴーセン ラケットのような独自のしなり設計を持つメーカーを試してみるのも、新しい感覚に出会うきっかけになるはずです。
しなりを味方につけて、もっと自由で、もっと爽快な打球体験を手に入れましょう。


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