「大事なラケットを遠征先でも使いたい」「輸送中にガットが切れたりフレームが折れたりするのは絶対に避けたい」。そう考えるテニスプレーヤーやバドミントン愛好家にとって、JALの機内持ち込みルールは非常に気になるところです。
結論から言うと、JALでは条件付きでラケットの機内持ち込みが可能です。しかし、何も知らずに空港へ向かうと、当日カウンターで預け荷物への変更を余儀なくされることもあります。今回は、筆者が実際にJAL便を利用した際の体験談を交えつつ、スムーズに持ち込むためのポイントを詳しく解説します。
JALの機内持ち込みルールとサイズ制限の現実
JALの公式サイトを確認すると、機内持ち込み手荷物のサイズ規定は以下のようになっています。
- 100席以上の機体: 3辺の合計が115cm以内(55×40×25cm以内)
- 100席未満の機体: 3辺の合計が100cm以内(45×35×20cm以内)
ここで問題になるのがラケットの「長さ」です。一般的なテニスラケットの長さは約68cm(27インチ)、バドミントンラケットは約67cmあります。数値だけを見れば、55cmの規定をオーバーしているため、厳密には「持ち込み不可」と判断されてもおかしくありません。
しかし、JALを含む多くの航空会社では、スポーツ用品などの「長尺物」に対して、他のお客様の迷惑にならず、収納棚に収まる範囲であれば柔軟に対応してくれるケースが多々あります。
体験談:テニスラケット2本を持ってJAL国内線に乗ってみた
私が以前、試合のためにJALの国内線(100席以上の大型機)を利用した際、テニスラケットバッグにラケットを2本入れ、機内持ち込みを試みました。
保安検査場のスタッフに「中身はラケットですか?」と聞かれましたが、「はい」と答えるとスムーズに通過。ゲートでの搭乗時も特に止められることはありませんでした。機内の収納棚では、ラケットバッグを斜めにするか、他のスーツケースの上に重ねるように置くことで、無事に収めることができました。
ただし、小型機(100席未満)の場合は棚自体が非常に狭いため、持ち込みを断られる可能性が高くなります。予約時に自分が乗る機材の座席数を確認しておくことが、最初の重要なステップです。
失敗しないための「梱包」と「パッキング」のコツ
機内に持ち込む際、最も気をつけたいのが「剥き出しで持っていかない」ことです。
- ソフトケースを活用するハードケースや大きなトーナメントバッグは場所を取り、周囲の視線も気になります。機内持ち込み用には、ヨネックス ソフトケースのような薄手のケースがおすすめです。これなら棚の隙間に滑り込ませやすく、CAさんから「クローゼットでお預かりしましょうか?」と声をかけてもらえる確率も上がります。
- 緩衝材でヘッドを保護万が一、他の乗客の重いスーツケースが隣に来た時のために、ラケットのヘッド部分にプチプチ 緩衝材を巻いておくと安心です。
- ガットのテンションに注意(国際線の場合)長時間、高度の高い場所を飛行する国際線では、気圧の変化でガットが伸びたり、稀にフレームに負荷がかかったりすることがあります。気になる方は、あらかじめ普段より2〜3ポンド落として張っておくか、現地で張り替える前提で準備しましょう。
もし「預けてください」と言われたら?
混雑状況や機体サイズにより、どうしても預けなければならない場面もあります。その際は、必ずカウンターで「壊れ物(Fragile)」タグを付けてもらうよう依頼してください。
また、預け荷物にする場合はソフトケースでは不十分です。あらかじめラケット専用ハードケースを用意しておくか、スーツケースの中に衣類を緩衝材代わりにして挟み込むようにパッキングするのがプロの知恵です。
まとめ:スマートにラケットを持ち込むために
JALはスポーツ団体などの利用も多いため、スタッフの方もラケットの扱いに慣れている印象を受けます。しかし、ルールを盾に強引に持ち込もうとするのはマナー違反。
- 早めに搭乗口へ並び、収納スペースを確保する。
- コンパクトなバッグにまとめる。
- 無理そうな時は笑顔で預け入れに応じる。
この3点を守れば、あなたの大切な相棒と共に、快適な空の旅を楽しめるはずです。次の遠征には、ぜひ万全の準備で臨んでくださいね。


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