バドミントンを愛するプレイヤーなら一度は耳にしたことがあるであろう、伝説的なストリンガーの技術。それが「湯毛(ゆげ)張り」です。単にガットを張るという作業を超え、ラケットのポテンシャルを極限まで引き出す職人技は、なぜこれほどまでに多くの人を虜にするのでしょうか。
今回は、実際に湯毛さんの技術でガットを張り替えた際の驚きの変化や、現場での体験をもとに、その魅力を余すことなくお伝えします。
なぜ「湯毛」のラケット張りが選ばれるのか?
多くのスポーツショップが最新の電動ストリングマシンを導入する中で、あえて職人の手を介した「張り」を求める声が絶えません。その最大の理由は、ラケット一本一本の状態を見極めた上で施される微調整にあります。
一般的にガットを張ると、ラケットフレームには目に見えない歪みや負荷がかかります。しかし、湯毛さんの技術はフレームへのストレスを最小限に抑えつつ、プレイヤーが最も気持ちよくシャトルを弾き返せる「スイートスポットの最大化」を実現してくれるのです。
ネット上の口コミでも「打球音が明らかに高くなった」「面の安定感が違う」という声が並びますが、それは数値化できない感覚の部分まで職人がコントロールしているからに他なりません。
【実体験】実際に湯毛さんに張ってもらった感想
私が初めて湯毛さんに依頼した際、まず驚いたのは「カウンセリング」の深さでした。単にポンド数を伝えるだけでなく、今の悩みや「もっとスマッシュに角度をつけたい」といった抽象的な希望を汲み取ってくれるのです。
仕上がったラケットをコートで振ってみた瞬間、その違いは明白でした。
- 打球感の鮮明さ:シャトルがガットに触れている時間がほんの一瞬長くなったようなホールド感があるのに、弾きは非常に鋭い。特にヘアピンショットなどの繊細なコントロールが、指先に伝わる感触だけで判断できるようになりました。
- 「キーン」という突き抜ける快音:ヨネックス(YONEX) バドミントン ストリング BG66アルティマックスのような細ゲージのガットを張った際、これまでは「パシッ」という音だったのが、湯毛さんの手にかかると「パコーン!」という、まるでプロが打っているかのような突き抜ける快音に変わりました。この音だけでもモチベーションが跳ね上がります。
- テンションの維持力:驚いたのは、1ヶ月経っても打球感がほとんど劣化しなかったことです。通常、張った直後から徐々に緩んでいくものですが、湯毛さんの張りは「一番美味しい状態」が長く続くため、コストパフォーマンスの面でも非常に満足度が高いと感じました。
湯毛さんに依頼する際のポイントと注意点
この感動を味わうために、いくつか知っておくべきポイントがあります。
まずは、自分の愛用しているラケット、例えばヨネックス(YONEX) アストロクス88Dプロなどの特性をしっかり理解しておくことです。名職人といえど、プレイヤー本人の好みがブレていては最高のパフォーマンスは引き出せません。
また、湯毛さんの技術は非常に人気があるため、時期によっては待ち時間が発生することもあります。「次の大会で最高の状態を使いたい」と考えているなら、余裕を持って依頼するのが鉄則です。店頭で直接お話しできる機会があれば、ぜひ「今の自分のプレースタイル」を正直に伝えてみてください。
まとめ:一度体験すると戻れない「極上の打球感」
ラケットは、ガットを張る人の技術で全く別の道具に生まれ変わります。湯毛さんの張りは、まさに「魔法」という言葉が相応しいものでした。
ただ硬く張るのではなく、しなやかさと強さを両立させるその技術。もしあなたが、今のプレーに限界を感じていたり、道具へのこだわりを形にしたいと考えているなら、迷わず一度体験してみるべきです。コートで初めてシャトルを打った瞬間の「あ、これだ」という感覚は、一生忘れられないものになるはずです。
バドミントン ラケットバッグに、至高の状態で仕上げられたラケットを忍ばせて、次のゲームに向かいましょう。


コメント