テニスやバドミントン、卓球。愛用のラケットに亀裂が入った瞬間の、あの「心まで折れるような音」を経験したことはありませんか?私はあります。しかも、買ったばかりのヨネックス テニスラケットを、ダブルスの接触で真っ二つにした経験が。
当時は「3万円が飛んでいった……」と数日間寝込みましたが、実は賢いプレーヤーは「保険」でその損害をカバーしています。実体験をベースに、ラケット破損時にあなたを救う保険の仕組みと、具体的な請求のコツをまとめました。
衝撃の瞬間。私がラケット保険に救われた実話
あれは日曜日の市民大会、ミックスダブルスの準決勝でした。センターへのロブを追いかけた際、ペアのラケットと激しく接触。私の手に残ったのは、無残にしなったカーボン。その場で崩れ落ちる私に、対戦相手の方が「それ、携行品保険で直るよ」と声をかけてくれたのがすべての始まりでした。
結論から言えば、私はその時加入していたクレジットカード付帯の保険を使い、わずか3,000円の自己負担(免責金額)で、同等の最新モデルを新調することができました。もし保険を知らなければ、泣きながら自腹で新しいバドミントンラケットを買い直していたでしょう。
ラケットを補償してくれる保険は大きく3つ
「ラケット専用の保険」というものは稀ですが、以下の3つの保険に含まれる「携行品損害補償」がその役割を果たします。
1. スポーツ保険(レジャー保険)
三井住友海上や楽天損保などが提供しているもので、自身の怪我や相手への賠償、そして道具の破損までセットになっています。年間数千円で入れるため、試合に出る機会が多い人は必須です。
2. クレジットカードの付帯保険
意外と見落としがちなのがこれです。特にJCBやエポスカードなど、月額数百円の有料オプション(トッピング保険など)で携行品損害を付けられるケースが多く、非常にコスパが良いのが特徴です。
3. 火災保険の「携行品特約」
自宅にかかっている火災保険に、外出先での持ち物の損害を補償する特約がついている場合があります。既に支払っている保険料の範囲内でカバーできる可能性があるため、証券を一度チェックしてみてください。
保険金請求で「失敗しない」ための注意点
保険に入っていても、やり方を間違えると1円も受け取れないことがあります。特に以下の3点は実体験から学んだ教訓です。
- 「故意」と「消耗」は絶対にNG試合に負けてラケットを地面に叩きつけたり、長年の使用で劣化した卓球ラケットの剥がれなどは対象外です。「プレー中の不測かつ突発的な事故」であることが条件です。
- 「時価」の壁に注意5年前のモデルの場合、購入時の金額ではなく、現在の価値(時価)までしか補償されないことがあります。全額補償を期待しすぎず、差額分は勉強代と割り切る心の準備も必要です。
- 付属品の扱いは?基本的にはラケット本体が対象です。高級なラケットバッグが一緒に破れた場合なども、併せて申請できるケースがあるため、破損したものはすべて保管しておきましょう。
ラケットが壊れた!その場でやるべき3ステップ
もし今、あなたの手元に壊れたラケットがあるなら、すぐに以下の行動をとってください。
- 現場の写真を撮るラケットの破損箇所だけでなく、コートの背景が入った「どこで、どう壊れたか」がわかる写真を数枚スマホで撮影してください。
- 捨てずにショップへ持ち込む勝手に捨ててはいけません。保険会社から「修理不能証明書」または「修理見積書」を求められます。信頼できるショップに相談し、診断書を書いてもらいましょう。
- 速やかに保険デスクへ電話事故から時間が経つほど、因果関係の証明が難しくなります。その日のうちに「今日、プレー中に壊れた」と連絡を入れるのが鉄則です。
まとめ:攻めのプレーは「安心」から生まれる
ラケットの破損を恐れて、ギリギリのボールを諦めていませんか?
「壊れても保険がある」という安心感は、あなたのパフォーマンスを確実に引き上げます。まずは自分が今持っているカードや加入中の保険に「携行品損害」がついているか確認してみてください。もし無ければ、テニスバッグに忍ばせるグリップテープを買うような気軽な気持ちで、月数百円の備えを検討してみてはいかがでしょうか。


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