「ラケットの打球感をもっと研ぎ澄ませたい」「手のひらから伝わる情報を増やしたい」——そう考えたとき、最も費用対効果の高いカスタマイズは、元グリップをシンセティック(合成皮革)からレザー(天然皮革)へ交換することかもしれません。
多くのプロ選手が愛用するレザーグリップですが、実際に使ってみると「最高だ!」と感じる瞬間もあれば、「これは失敗したかも……」と後悔するポイントもあります。今回は、私自身が複数のラケットでレザー化を試行錯誤してきた体験をもとに、SEOに強い「攻め」のカスタマイズ術をお届けします。
なぜ今、あえて「革」なのか?体験してわかった劇的な変化
最近のテニスラケットは振動吸収性が高く、マイルドな打球感のものが増えています。しかし、その「優しさ」が時に打球情報をぼやかしてしまうこともあります。
私が初めてウィルソン レザーグリップに巻き替えたとき、最初に感じたのは「角(カド)の感触」です。合皮グリップではどこか丸みを帯びていたグリップの八角形が、レザーに変えた途端、エッジが立って指の節々に食い込んでくるような感覚に変わりました。
この「角の意識」こそが、ボレーやスライスといった繊細なタッチを必要とするショットで、面をミリ単位でコントロールする助けになります。
レザーグリップを採用する3つの大きなメリット
1. 打球感のダイレクト化
シンセティックグリップにはクッション材が含まれていますが、レザーにはそれがありません。ボールがストリングに当たった瞬間の衝撃が、ダイレクトに手のひらに伝わります。「今、スイートスポットの少し上で捉えたな」という情報が瞬時にわかるため、プレーの修正スピードが上がります。
2. ラケットの操作性向上(トップライト化)
一般的にレザーは重いです。シンセティックが約15g前後なのに対し、フェアウェイ レザーグリップなどの天然皮革は約25g〜30gほどあります。手元が10g以上重くなることで、ラケットの重心がグリップ側に寄り、数値上の重量は増えても「振った時の操作感」は軽く感じられるようになります。
3. 圧倒的な耐久性と寿命
合皮は使い込むと潰れてペタペタになりますが、レザーは使い込むほどに自分の手の形に馴染み、飴色の独特の風合いが出てきます。オーバーグリップを巻いて使うのであれば、レザー自体は数年単位で使い続けることが可能です。
実際に感じたレザーの「落とし穴」と対策
いいことばかりではありません。レザー化を検討しているなら、以下のデメリットも覚悟しておく必要があります。
- 手のひらへの衝撃: 振動吸収がなくなる分、手首や肘への負担は増えます。私はバボラ レザーグリップを初めて使った際、あまりの硬さに1時間で手が痛くなってしまいました。対策として、厚めのオーバーグリップを巻くことでクッション性を調整しています。
- 冬場の「冷たさ」と「硬さ」: 冬の屋外コートでは、レザーは驚くほど冷たく、カチカチになります。感覚が麻痺しやすいので、ウォーミングアップは入念に行う必要があります。
おすすめのレザーグリップと選び方
市販されているレザーグリップにも個性があります。自分の目指す打球感に合わせて選ぶのがコツです。
- ウィルソン プレミアムレザー: 迷ったらこれ。比較的薄身で、オーバーグリップを巻いても太くなりすぎません。
- ヘッド レザーグリップ: 適度な厚みがあり、レザー特有の硬さを少し和らげたい人に向いています。
- ヨネックス レザーグリップ: しっとりとした質感が特徴。乾燥する季節でも滑りにくい印象があります。
失敗しない巻き替えのコツ
自分で巻き替える際は、とにかく「強く引っ張りながら巻く」ことが重要です。レザーは伸びにくい素材ですが、遊びがあると使用中にズレてしまいます。また、巻き始めの「両面テープの密着」を確認し、隙間なく重ねていくことで、プロのような美しい仕上がりになります。
まとめ:レザーグリップは究極の「自己満足」であり「正解」
レザーグリップへの変更は、単なるパーツ交換ではありません。自分の道具に対する信頼感を高め、プレーの繊細さを引き出すための儀式のようなものです。
もしあなたが「もっとラケットと一体になりたい」と感じているなら、一度テニス レザーグリップを手にとって、その重厚な質感とダイレクトな感触を体感してみてください。一度その「角」を知ってしまうと、もう元のふわふわしたグリップには戻れなくなるかもしれません。


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