【検証】レザーグリップ交換でラケットのバランスはどう変わる?数値以上に「激変する体感」を徹底解説

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テニスラケットのカスタマイズにおいて、最も手軽でありながら、最も「別物」へと変貌させる魔法がレザーグリップへの交換です。多くのプロ選手が当然のように レザーグリップ を採用しているのには、単なる見た目のカッコよさだけではない明確な理由があります。

しかし、いざ交換しようと思うと「バランスが崩れて使いにくくなるのでは?」「重くなって振り遅れるかも」と不安がよぎるもの。今回は、標準的なシンセティックグリップからレザーへと巻き替えた際に起こる数値の変化と、実際にコートでボールを打った際の生々しい「体感の変化」を深掘りします。


数値で見る変化:レザーグリップ交換によるスペックの推移

まず、冷静にスペックの変化を整理しましょう。一般的なクッション性の高い合成グリップ(リプレイスメントグリップ)から、本革のレザーに巻き替えると以下のような変化が起こります。

  • 重量の変化: 一般的に+5g〜+10g程度の重量増となります。 フェアウェイ レザーグリップ のような薄手で高品質なものほど重さの個体差はありますが、確実に「手元側」が重くなります。
  • バランスポイントの変化: 重量がエンド側に寄るため、バランスポイントは5mm〜10mmほど手元に下がります。数値上は「トップライト」な設計に変化します。
  • スイングウェイト: 驚くべきことに、スイングウェイト(振った時の重さ)自体はほとんど変わりません。支点に近い部分を重くしても、振り抜きの抵抗感には影響しにくいのです。

【体験談】実際に打ってみて分かった「3つの体感変化」

ここからは、私が実際に ウィルソン レザーグリップ に巻き替えて1ヶ月使い込んだ際の実感をベースにお伝えします。

変化①:ボレーの操作性が「爆上がり」する

コートに入って最初に感じるのは、ネット際での驚異的な取り回しの良さです。手元に重量の芯ができたことで、ラケットが勝手にセットされるような安定感が生まれます。特に相手の突き球に対して、以前なら面が負けて弾かれていた場面でも、レザー特有の重量感が壁となり、ピタッとボレーが決まる快感。これは数値以上のメリットです。

変化②:ストロークの「情報量」と「面安定性」の向上

シンセティックグリップの「遊び」がなくなるため、ボールがフェースのどこに当たったかが、脳にダイレクトに伝わります。「今、少し先端に当たったな」という感覚が鮮明になるため、微調整がしやすくなります。また、オフセンターヒット時のブレが抑えられ、攻撃的なストロークを自信を持って振り抜けるようになりました。

変化③:サービスでの「ヘッドの走り」の変化

サービスに関しては、少し慣れが必要でした。振り出しは手元の重さのおかげでスムーズなのですが、インパクトの瞬間にヘッドを加速させる際、以前よりもしっかりと前腕で「振る」意識を持たないと、ラケットが置いていかれる感覚がありました。ただし、コツを掴めば手元の安定感がスピードアップに貢献してくれます。


デメリットも正直に:交換後に感じる「違和感」と対策

いいことばかりではありません。レザー特有の洗礼もあります。

  • 手の痛みとマメ: クッション性が皆無になるため、慣れないうちは手のひらが痛くなります。私は ヨネックス オーバーグリップ を1枚多めに巻くことで、角の感触を残しつつ衝撃を和らげる調整をしました。
  • 疲労感の蓄積: 総重量が増えるのは事実です。3セットマッチの後半、腕にじわじわと「重さ」が効いてきます。体力に自信がない場合は、軽量な バボラ レザーグリップ を選ぶなど工夫が必要です。

まとめ:バランス変化を味方につけて、ラケットを自分仕様に

レザーグリップへの交換は、単なるパーツ交換ではなく「ラケットとの対話を深める儀式」のようなものです。

今のラケットが少し先重りに感じている人や、より繊細なタッチショットを武器にしたい人にとって、このバランス変化は最高のスパイスになるはず。もし「重すぎるかな?」と迷っているなら、まずは一度試してみてください。気に入らなければ リプレイスメントグリップ に戻すだけですから。一度レザーの「角が立つ」感覚を覚えると、もう元には戻れないかもしれません。

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