テニスラケット選びで「打球感」を何よりも大切にしたいなら、ダンロップ テニスラケットは避けて通れない選択肢です。かつての「硬派で難しい」というイメージはもはや過去のもの。現在のラインナップは、現代テニスに必要なスピードとスピンを備えつつ、ダンロップ伝統の「ボールを掴んで放す」ような心地よいホールド感が見事に融合しています。
私自身、長年さまざまなメーカーのラケットを渡り歩いてきましたが、最終的にダンロップに戻ってきた理由は、オフセンターで打った時の「手に伝わる情報の正確さ」でした。この記事では、各シリーズを実際にコートで振り抜いた生の体験をもとに、あなたに最適な一本を導き出します。
ダンロップの4大シリーズ、実際に打って感じた「個性」の正体
ダンロップの現行モデルは、プレースタイルに合わせて明確に4つのキャラクターに分かれています。
1. コントロールの極み:ダンロップ CXシリーズ
CXシリーズを手に取って最初に感じるのは、フレームの「しなり」です。最近の厚ラケットにありがちな「勝手に飛んでいく」感覚ではなく、自分のスイングスピードに合わせてボールがコートに突き刺さるような安心感があります。
- 体験談: CX 200を試打した際、ベースラインぎりぎりのショットが「アウトかな?」と思った瞬間にググッと沈み込んでくれました。ボックス形状特有の粘り強さが、攻撃的なショットを打つ際の恐怖心を消してくれます。
2. 弾丸スピンの追求:ダンロップ SXシリーズ
「スピンをかけたい、でも打球感も捨てたくない」というワガママに応えてくれるのがSXです。グロメット構造の工夫により、ストリングの可動域が広く、ボールをガシッと噛む感覚が非常に強いのが特徴です。
- 体験談: 相手の深いボールをライジングで返したとき、SX 300ならスイングを止めずに振り切れば、驚くほど急激にドロップする弾道になります。スピン量が増えることで、ネットを高く越す安全な軌道でもしっかりエースが取れるようになりました。
3. 圧倒的な加速とパワー:ダンロップ FXシリーズ
パワー系ラケットにありがちな「カンカン」という硬い振動が苦手な方にこそ、FXシリーズを試してほしいです。パワーがありながら、ダンロップらしいマイルドな着弾音が耳に心地よく響きます。
- 体験談: FX 500を使用してダブルスをプレーした際、ボレーの返しが非常に楽だと実感しました。相手の強打に面を合わせるだけで、鋭いリターンが足元に沈みます。守備から一転して攻撃に転じたいときに、これほど心強い味方はありません。
4. 快適さと操作性の両立:ダンロップ LXシリーズ
軽量でありながら、打ち負けない強さを持っているのがLXです。フェース面積が大きく、どこに当たっても飛んでくれる「魔法の杖」のような感覚があります。
- 体験談: 体力的に厳しい3セット目の終盤、LX 1000の軽さとパワーに何度も助けられました。短いスイングでも深く返球できるため、シニアプレーヤーや、無理なくテニスを楽しみたい女性に最適だと確信しています。
失敗しないための選び方:スペックの数字以上に大切なこと
カタログの重量やバランスも重要ですが、ダンロップを選ぶ際に注目すべきは「衝撃吸収性」です。
独自の振動抑制素材「ソニックコア」の恩恵は、2時間、3時間とプレーを続けたときに現れます。練習後に腕に残る疲労感が、他メーカーに比べて明らかに少ないのです。もしあなたが「肘や肩への負担」を気にしているなら、まずは標準的な300gのダンロップ SX 300やダンロップ FX 500から試してみてください。
まとめ:あなたの相棒になる一本は?
ダンロップのラケットは、プレーヤーの意思をストレートにボールに伝えてくれます。
- 自分の力でコントロールし、繊細なタッチを極めたいならCX。
- エッグボールで相手をコート外へ追い出したいならSX。
- スピードボールで圧倒し、ダブルスでも優位に立ちたいならFX。
- 体への優しさと楽な飛びを優先するならLX。
どのモデルを選んでも共通しているのは、打った瞬間に「あ、今のショットはいい!」と直感させてくれるフィードバックの質です。まずは1本、ダンロップ テニスラケットをコートに持ち出してみてください。その一振りが、あなたのテニスを次のステージへ引き上げてくれるはずです。


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