卓球を始めたばかりの方や、シェークハンドから転向を考えている方にとって、最初の大きな壁となるのが「ペンの持ち方」です。私も中学時代、部室に転がっていた日本式ペンホルダーラケットを初めて握ったときは、指の置き場が定まらずに「これ、本当に固定できるの?」と不安になったのを覚えています。
ペンホルダーは、文字通りペンを握るように持つスタイルですが、実は指1本の角度で打球の鋭さが劇的に変わる、非常に奥が深いグリップです。今回は、私の実体験に基づいた「上達するためのリアルな持ち方」を徹底解説します。
卓球のペンホルダー(ペン持ち)とは?
ペンホルダーは、親指と人差し指でラケットのグリップを挟み込むスタイルです。かつて日本が黄金時代を築いたバタフライ 卓球 ラケットの単板などは、まさにこのスタイルの象徴でした。
日本式と中国式の違い
大きく分けて、グリップに突起がある「日本式」と、シェークハンドの柄を短くしたような「中国式」があります。私は当初、日本式の角型を使っていましたが、バックハンドの自由度を求めて中国式ペンホルダーに転向しました。どちらを選ぶかで指の添え方が微妙に変わります。
メリットとデメリット
ペン持ちの最大の武器は「手首の自由度」です。サーブの回転がかけやすく、フォアハンドの威力はシェークを凌ぐこともあります。反面、バックハンドのカバー範囲が狭く、最初は「バックに来たらどうすればいいの?」と絶望することもありますが、それも練習次第で強力な武器に変わります。
【図解】正しいペンの持ち方の手順
基本の形をマスターしましょう。ポイントは「固定しすぎないこと」です。
表面:親指と人差し指の「輪」
まず、卓球 ラバーが貼ってある表面のコルク部分(またはグリップの根元)を、親指と人差し指で挟みます。
- コツ: 親指を深く入れすぎるとフォアは安定しますが、手首が動かなくなります。私は親指の腹を軽く添える程度にし、人差し指に少し力を入れることで「面」を安定させています。
裏面:残りの3本の指
実はここが一番の悩みどころです。
- 伸ばす派: 指を伸ばしてラバーに添えると、面が安定し強打に強くなります。
- 曲げる派: 指を丸めるように添えると、手首の可動域が広がり、細かい技術がやりやすくなります。
私は、初心者の頃は指を伸ばして卓球台のどこにでも返せる安定感を重視し、慣れてくるにつれて少し曲げて回転をかける感覚を養いました。
【体験談】上達を左右する「指の角度」と「重心」
ここからは、私が何百時間も打ち込んで気づいた「生の情報」をお伝えします。
以前の私は、強打を打ちたい一心で人差し指をラケットに強く押し付けていました。結果として、1時間の練習で前腕がパンパンになり、肝心のコース打ち分けができなくなってしまったのです。
そこで意識を変えたのが「遊び」の空間です。ラケットと手のひらの間にわずかな隙間を作るイメージで握ると、打球の瞬間にだけ「グッ」と力が入るようになります。このメリハリができると、卓球ボール 40mmの感触が指先にダイレクトに伝わるようになり、ミスが激減しました。
また、フォアハンドの時は親指を少し浮かせ、逆にバックハンド(裏面打法やショート)の時は人差し指を少し浮かせるように重心を移動させると、切り替えがスムーズになります。
ペンホルダーでよくある失敗と改善策
よく見かけるのが、指をラケットの端に寄せすぎてしまうケースです。これでは重心が外側に逃げてしまい、ラケットが重く感じてしまいます。
- 失敗例: 裏面の指が重なりすぎている。
- 改善策: 中指、薬指、小指を階段状に少しずつずらして添えてみてください。これでラケットの面を多角的に支えられるようになります。
もし握り心地がしっくりこない場合は、ラケット用 グリップテープを巻いて微調整するのも一つの手です。私は汗で滑るのを防ぐために、あえて細く切ったテープを指の当たる部分だけに貼っていました。
まとめ:自分に合った「ペン持ち」を見つけよう
ペンホルダーの持ち方に「絶対的な正解」はありません。トップ選手の動画を見ても、親指を立てる選手もいれば、深く握り込む選手もいます。
大切なのは、自分の手の大きさに合わせて、卓球用品を使いこなしながら「一番しっくりくる位置」を探し続けることです。まずはリラックスして握り、ボールを打つ瞬間の感覚を楽しんでください。その積み重ねが、あなただけの最強のグリップを作ります。
この記事の練習方法を試してみて、もし指の痛みが続くようなら、握り方が力みすぎているサインかもしれません。そんな時は一度ラケットを置いて、深呼吸してから握り直してみてくださいね。
次は、ペンホルダー特有の技術である「裏面打法」の具体的な練習メニューを提案しましょうか?


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