「体育の授業でラケットベースボールをやるけれど、空振りばかりで恥ずかしい」「どうすれば野球経験者に勝てるの?」そんな悩みを持っていませんか?
野球やソフトボールと違い、大きなラケットを使って柔らかいボールを打つラケットベースボールは、一見簡単そうに見えて実は奥が深いスポーツです。私はこれまで数多くのレクリエーションや授業でこの競技を経験してきましたが、実は「バット」ではなく「ラケット」を使うからこその特有のコツがあることに気づきました。
今回は、運動が苦手な人でもすぐに実践できる、そしてチームを勝利に導くための「ラケットベースボール攻略法」を、私の実体験を交えて詳しく解説します。
1. 【打撃編】空振りを防いでヒットを量産する3つの秘訣
ラケットベースボールで最も多い失敗が、野球のようにフルスイングして空振りすること、あるいは勢い余ってフライを打ち上げてしまうことです。
ラケットは「面」を意識して押し出す
野球バットと違い、ラケットには広い「面」があります。この面をいかに進行方向に長く向けるかが鍵です。私が初心者に教える際、まずおすすめするのは「テニスラケットのように振らないこと」です。テニスの経験がある人は手首をこねてしまいがちですが、これだとボールが変な方向に飛んでしまいます。
テニスラケットを使う場合でも、バドミントンのように手首を返すのではなく、壁をそのまま前に押し出すイメージでスイングしてみてください。
脇を締めてコンパクトに振る
遠くに飛ばそうとして大振りになると、柔らかいボールの芯を外してしまいます。脇をしっかり締め、自分の胸の高さに来たボールを「パチン」と弾く感覚です。実際に私が試合で試したところ、全力で振るよりも、7割の力でミートに徹した時の方が、内野の頭を越えるクリーンヒットが増えました。
ティーアップのボールを叩くコツ
多くのルールではバッティングティーに置かれたボールを打ちます。この時、ボールの真ん中よりも少し下を叩こうとすると、綺麗なライナーが飛びます。上を叩きすぎるとボテボテのゴロになり、下すぎると高く上がってアウトになりやすいので、目線をボールの高さに合わせるのがポイントです。
2. 【守備編】柔らかいボール特有の動きをマスターする
ラケットベースボールで使用されるボールは、スポンジ製やゴム製のものが多く、独特の弾み方をします。
「待たずに突っ込む」が鉄則
ボールが軽いため、地面に落ちた後に失速しやすいのが特徴です。野球の感覚で待っていると、目の前でボールが止まってしまい、セーフにしてしまうことが多々あります。私は現役時代、バウンドしたらすぐにグローブ(または素手)を出し、ボールが死ぬ前に捕りに行くことで、多くのアウトを取ることができました。
声掛けがチームを救う
ボールがふわふわと上がるため、誰が捕るか迷うシーンが頻発します。ここで「お見合い」をしてポテンヒットにするのが一番もったいない負け方です。「オーライ!」や「任せた!」という声出しは、技術以上に大切な戦術です。
3. 【戦略編】チームで勝つための「ずる賢い」戦術
身体能力の差を埋められるのがラケットベースボールの面白いところです。
プッシュバントの活用
ラケットの面を斜め前に向け、ボールの勢いを殺して内野の前に落とす「プッシュバント」は最強の戦術の一つです。守備陣が後ろに下がっている時、不意に足元に落とされると、相手はパニックになります。私は足の速い選手を1番に置き、この戦術で何度も出塁率100%を記録しました。
走塁は「次の塁」を常に狙う
ベースを駆け抜ける際、ボールの軽さを利用して次の塁を狙いましょう。相手がボールを握り直している隙に、一気に進塁するのが勝機を広げます。
まとめ:まずは「当てる楽しさ」を味わおう
ラケットベースボールは、道具の特性さえ掴めば、誰でもヒーローになれるスポーツです。
まずはラケットベースボールセットを使い、ティーに置いたボールを正確に捉える練習から始めてみてください。
「フルスイング」よりも「ミート」。この一点を意識するだけで、あなたの打率は劇的に変わるはずです。次の試合や授業で、ぜひこのコツを試してみてくださいね!


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