テニスラケット選びで「パワー」を求めると、どうしても打球感が硬くなったり、コントロールを失ったりしがちですよね。しかし、今回じっくりと打ち込んできたプリンス ビーストシリーズは、そんな常識をいい意味で裏切ってくれました。
多くの黄金スペックラケットを試してきた筆者が、実際にコートで感じた「生の声」をベースに、このシリーズがなぜ多くのプレーヤーを虜にするのか、その魅力を深掘りします。
実際に打ってわかった「TeXtreme × Twaron」の凄み
まずコートに立って数球ラリーをした瞬間に感じるのが、手に伝わる振動の少なさと、ボールをググッと「掴む」感覚です。最近のラケットは高反発を謳うあまり、パチーンと弾きすぎてしまうものが多いですが、プリンス ビーストは違います。
インパクトの瞬間に一瞬ボールがフェイスに乗る感覚があり、そこから爆発的なスピードで飛んでいく。この「溜め」があるおかげで、強振してもバックアウトする恐怖心がなく、自信を持って振り抜けるのが最大のメリットだと感じました。
プレイスタイル別・体験比較レビュー
1. 王道の「BEAST 100」:スピンとスピードの最高打点
BEAST 100(300g)をメインで試打しましたが、エッグボールの跳ね方がエグいです。ベースライン際で急激に沈むため、相手が差し込まれる場面が明らかに増えました。フラットドライブ気味に叩いた時の「パシッ」という乾いた打球音も、打っていて最高に気持ちが良いポイントです。
2. 究極の食いつき「BEAST O3 100」:ボレーが魔法のように決まる
独自の「Oポート」を搭載したBEAST O3 100は、振り抜きの良さが異次元。空気抵抗が少ないせいか、スイングスピードが自然と上がります。特に驚いたのがボレーの安定感です。スイートスポットを外したかな?と思う場面でも、フレームが助けてくれて深く返ってくれます。ダブルスをメインにする方には、間違いなくこちらを推します。
3. マイルドな打球感「BEAST DB 100」:腕への優しさを追求
「DB(ダブルブリッジ)」構造を備えたBEAST DB 100は、不快な振動がほぼゼロ。長時間練習しても肘や肩への負担が少なく、最後までしっかりスイングし続けられました。打球感は非常にソフトで、ボールの芯を捉える感覚がより鮮明に伝わってきます。
ここが惜しい!正直なデメリット
もちろん、すべてが完璧ではありません。プリンス ビーストはパワーがありすぎるがゆえに、当てるだけのショットになるとボールが飛びすぎてしまう傾向があります。自分からしっかり回転をかけてコントロールする意識を持たないと、この「野獣」を飼い慣らすのは少し難しいかもしれません。
結論:どんな人が使うべきか?
数日間のテストを経て出した結論はこうです。
- 「パワーは欲しいけど、打球感の柔らかさも譲れない」
- 「強烈なスピンで相手を圧倒したい」
- 「肘への負担を抑えつつ、攻撃的なテニスをしたい」
そんなワガママな願いを叶えてくれるのが、プリンス ビーストシリーズです。
もしあなたが今、自分のショットにあと一歩の「威力」と「安心感」を求めているなら、迷わずバッグに一本忍ばせてみてください。次の試合、あなたの打球音に周囲が驚くはずですよ。
この記事の構成案を元に、さらに具体的なスペック比較やストリングの相性について詳しく知りたい場合は、いつでも教えてくださいね。


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