「ヨネックスのシューズならどれでも同じでしょ?」もしそう思っているなら、少しだけ待ってください。
ソフトテニスは、テニスの中でも特に「砂入り人工芝(オムニ)」での激しいスライドと、一瞬の切り返しが命。合わないシューズを選んでしまうと、踏ん張りが効かずに滑ったり、逆に足首をグキッとひねるリスクもあります。
今回は、実際に数々のモデルを履き潰してきた私の「足裏の感覚」をベースに、ヨネックスの主要ラインナップを本音でレビューします。自分にぴったりの一足を見つけるための、ガイドマップとして活用してください。
そもそも、なぜヨネックスが「最強」と言われるのか?
最大の理由は、あの生卵を落としても割れずに跳ね返る「パワークッションプラス」の存在です。
実際に履いてコートに立つと分かりますが、着地の瞬間に「むにゅっ」と衝撃を吸収するのに、蹴り出しの時には「ポンッ」と背中を押してくれるような反発がある。この感覚は、他のブランドではなかなか味わえません。特に、1日3試合以上をこなすトーナメントの後半、足の裏の疲れ方が明らかに違います。
あなたの足型は?「ワイズ(足幅)」選びの重要性
記事の冒頭で最も伝えたいのがこれです。「デザインが好きだから」という理由で、足幅の合わないシューズを選ぶのは絶対にNGです。
- 2E(スリム): 足が細く、靴の中で足が遊んでしまう人向け。
- 3E(標準): 迷ったらこれ。大半の日本人の足に馴染みます。
- 4E(ワイド): 親指や小指の付け根が当たりやすい人。私は夕方に足がむくむタイプなので、あえてワイドを選んでいます。
【体験比較】主要4シリーズ、実際に履いたらこうだった
1. 圧倒的な安定感で攻める「エクリプション」
後衛でしっかりと足元を固め、強烈なストロークを打ち込みたいならパワークッション エクリプション5一択です。
履いた瞬間の「剛性感」が凄まじい。横に激しく振られても、アッパーがガチッと支えてくれるので、足首が倒れる不安がありません。ただ、少し重さを感じるので、脚力に自信があるプレーヤー向けですね。
2. 足との一体感が異次元「フュージョンレブ」
私が個人的に最も愛用しているのがパワークッション フュージョンレブ5です。
最大の特徴は、足の甲を包み込むような左右非対称の設計。靴紐を締めると、足の裏から甲までが完全にシューズと一体化します。激しいフットワークをしても靴の中で足がズレないため、瞬発的な動き出しがスムーズになります。
3. 部活生の強い味方、軽さとコスパの「ソニケージ」
「とにかく軽快に動きたい」「最初の一足に迷っている」ならパワークッション ソニケージ3が正解です。
上位モデルに比べて圧倒的に軽く、なおかつソールが柔らかい。初めて履いたその日から足に馴染むので、新品特有の「硬さ」に悩まされることがありません。コストパフォーマンスも高く、成長期の学生さんには一番おすすめしたいモデルです。
4. 前衛のスピードスターへ「エアラスダッシュ」
ボレーの瞬間に一歩前へ。そのスピードを追求するならパワークッション エアラスダッシュ4です。
手に持った瞬間に「えっ、軽っ!」と驚くはず。ヨネックス史上最軽量の看板に偽りなしです。安定感よりも「機動力」を優先したい前衛プレーヤーにとって、この軽さは武器になります。ただし、ソールが薄めなので、クッション性を重視する人はソニケージと履き比べてみるのが吉です。
失敗しないための「コート別」選び
ソフトテニス界隈で意外と多い失敗が、オールコート用(AC)をオムニコートで履いてしまうこと。
- GC(オムニ・クレー用): ソールがボコボコしており、砂をしっかり掴みます。ソフトテニスなら基本はこれ。
- AC(オールコート用): 主にハードコート(体育館やコンクリート)用。これを砂のあるコートで履くと、スケートのように滑ってしまい、まともにプレーできません。
購入時は、必ずモデル名の後ろに「GC」と付いているか確認してください。
2026年の注目株:スピードを加速させる「アドアクセル」
最近、トッププレーヤーの間で話題なのがパワークッション アドアクセル。
カーボンプレートの反発を最大限に活かした設計で、次の一歩が勝手に前に出るような感覚があります。エクリプションほどの重さはないけれど、ソニケージよりも反発が強い。現代のハイスピードなテニスに最適化された、新しい選択肢です。
まとめ:あなたの相棒は見つかりましたか?
ヨネックスのシューズ選びは、自分のプレースタイルと「足の声」を聴くことから始まります。
- 守備範囲を広げ、安定して打ちたいなら エクリプション
- フットワークの精度と一体感を求めるなら フュージョンレブ
- 軽さと扱いやすさを重視するなら ソニケージ
- ネットプレーでのスピード勝負なら エアラスダッシュ
自分にぴったりの一足を手に入れて、コートを縦横無尽に駆け回りましょう!


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