バドミントンを始めたばかりの頃、私はスポーツ用品店の棚に並ぶキラキラしたラケットを前に立ち尽くしていました。「どれも同じに見えるけれど、値段が全然違う……」。結局、安さだけで選んだレジャー用ラケットで練習に参加したものの、シャトルが飛ばないどころか、無理に力を込めて振るせいで翌朝には肘がズキズキと痛む始末。
社会人サークルや部活動で「もっと楽しく、もっと楽に打ちたい」と願うなら、やはりヨネックス バドミントンラケットの壁は避けて通れません。今回は、私が数々の失敗を経て辿り着いた、体験談ベースの「後悔しないラケット選び」を徹底解説します。
なぜ、みんな最後は「ヨネックス」に行き着くのか?
コートに立つと分かりますが、上級者から初心者まで、圧倒的に使用率が高いのがヨネックスです。その理由は単なるブランド力ではなく、「狙ったところに飛ぶ」という信頼感にあります。
かつて私が1万円以下の無名メーカー品からナノフレアシリーズに持ち替えたとき、一番驚いたのは「音」と「振動」でした。芯を喰った時の「パシュッ!」という高い打球音、そして手に残らない不快な振動。これだけで、バドミントンという競技の楽しさが2倍にも3倍にも膨れ上がるのです。
【タイプ別】失敗しないための最新おすすめモデル
2026年現在、ヨネックスのラインナップは大きく3つの性格に分かれています。自分の「なりたいプレースタイル」を想像しながら選んでみてください。
1. スピードで圧倒したいなら「NANOFLARE(ナノフレア)」
ダブルスの速いラリーについていけない、レシーブがいつも遅れる……そんな悩みを持つならこれ一択です。
- ナノフレア 700 Pro: 実際に使ってみると、とにかく「軽い」。空気抵抗を感じさせない振り抜きで、追い込まれた時のロブもしっかり奥まで返ります。体力が落ちてくる後半戦でも、腕が疲れにくいのが最大のメリットです。
- ナノフレア 400: 初心者の方にまず握ってほしい一本。軽い力でシャトルが飛んでいく感覚は、感動モノです。
2. 強烈なスマッシュを叩き込みたいなら「ASTROX(アストロクス)」
「もっと速い球を打ちたい」「相手のレシーブを弾き飛ばしたい」という攻撃型の方にはアストロクスが味方します。
- アストロクス 100ZZ: 上級者向けですが、振り抜いた瞬間にヘッドが走る加速感は唯一無二。スマッシュの沈みが明らかに変わります。
- アストロクス 88D Pro: 後衛からの連続攻撃が驚くほど楽になります。ただし、少し重さを感じるので、筋力に自信がある人向けです。
3. コントロールを極めたいなら「ARCSABER(アークセイバー)」
狙った角に正確に落としたい、粘り強くラリーを組み立てたい人向け。
- アークセイバー 11 Pro: 多くのプレイヤーが「迷ったらこれ」と口を揃える名器。シャトルを一度「掴んでから放す」ような独特のホールド感があり、ネット際のアウト・セーフの瀬戸際でその精度が発揮されます。
意外と見落としがちな「スペック」の落とし穴
ラケットの名前と同じくらい重要なのが、重さ(U)とグリップの太さ(G)です。
私の失敗談ですが、憧れのプロが使っているからと「3U(重め)」を選んだところ、30分も打てば腕がパンパンになり、結局買い直すハメになりました。一般的な社会人プレイヤーや初心者なら、迷わず「4U」を選んでください。この数グラムの差が、試合後半のパフォーマンスを左右します。
また、ガット(ストリング)選びも重要です。最初からBG66アルティマックスなどの高反発モデルを20ポンド前後で張っておけば、軽い力で気持ちよく飛ばすことができます。
最高の1本を手に入れた後の未来
自分に合ったヨネックス ラケットを手に入れると、練習に行くのが楽しみで仕方がなくなります。
「今まで届かなかったシャトルが拾えた」「スマッシュでエースが取れた」
そんな小さな成功体験の積み重ねが、あなたをバドミントンの沼へと深く引き込んでくれるはずです。まずは直感で構いません。あなたが一番「かっこいい」と思ったヨネックスを相棒にして、コートに飛び出してみませんか?


コメント