「カタログのスペック表を見ても、結局どれが自分に合うのかわからない……」そんな悩みを持つプレイヤーは少なくありません。ヨネックスのカタログは情報が網羅されている一方で、実際の「打球感」や「コートでの取り回し」といった生きた情報は、自分自身でラケットを振ってみるまで見えてこないものです。
今回は、最新カタログ掲載モデルを片っ端からコートで打ち込み、スペック数値の裏側にある「本当の感触」をベースにした、後悔しないギア選びの構成案をお届けします。
スペック表の「先」にある感覚を掴む
カタログを開くと、まず目に飛び込んでくるのは「反発性」や「打球感」のチャート。しかし、実際に ボルトレイジ シリーズを手に取ってみると、数値以上の「鋭さ」に驚かされます。
例えば、カタログで「スピード重視」と謳われる ボルトレイジ 7S。実際に打ち込んでみると、単に球離れが速いだけでなく、インパクトの瞬間に手元へ伝わる衝撃が非常にマイルドであることに気づきます。これは「高弾性カーボン」の数値だけでは測れない、ヨネックス独自の衝撃吸収テクノロジーが成せる業。後衛プレイヤーとして「打ち負けない」自信をくれるのは、カタログの硬度数値よりも、この「雑味のない打感」なのです。
「しなり」と「パワー」の相関関係
次に注目したいのが、ジオブレイク シリーズです。カタログでは「回転」と「威力」が強調されていますが、現場でのリアルな体験談を付け加えるなら、それは「球持ちの長さ」に集約されます。
ジオブレイク 80G をフルスイングした際、一瞬ラケットがボールを「噛む」ような感覚があります。このコンマ数秒のホールド感があるからこそ、厳しいコースへ自信を持って振り抜ける。カタログにある「ジャイロバーストシステム」という技術用語は、プレイヤーにとっては「ここ一番でアウトしない安心感」として具現化されているのです。
足元と指先がプレーを規定する
ラケット選びに目が行きがちですが、カタログの後半を占める パワークッション 搭載のシューズや、サイバーナチュラル シリーズのガット選びこそ、実はパフォーマンスの生命線です。
私自身、以前は「とりあえず一番人気のガット」を選んでいましたが、カタログにあるコーティング特性を意識して S-ファング に変えたところ、カットサーブのキレが劇的に変わりました。カタログの「摩擦係数」という言葉は、実際には「相手のレシーブを狂わせる魔法」に直結しています。
また、シューズに関しても パワークッション エクリプション を履いてコートに立つと、3試合目の足の疲れが明らかに違います。カタログの「衝撃吸収性」の文字を信じて選んだ結果、最後まで膝を落として踏ん張れる体力が残るようになりました。
最後に:カタログは「対話」のための地図
ヨネックスのソフトテニスカタログは、単なる商品紹介パンフレットではありません。それは、自分のプレーをどう進化させたいかを考えるための「地図」です。
まずはカタログで自分の直感を信じ、その上で実際に ヨネックス グリップテープ を巻いた自分のラケットを振ってみてください。数値と体験が一致した瞬間、あなたのソフトテニスは次のステージへ進むはずです。


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