ヨネックス ボルトリックシリーズの魅力とは?歴代の名機と使用感レビュー

未分類

バドミントンを長く続けているプレイヤーなら、一度は「重いスマッシュを叩き込みたい」と願うものでしょう。そんな攻撃型プレイヤーの象徴とも言えるのが、yonex ボルトリックシリーズです。現在はアストロクスシリーズに主役の座を譲っていますが、あの独特の「球持ちの良さ」と「重量感のある打球」は、今でも多くの愛好家を惹きつけてやみません。今回は、私自身の使用経験を交えながら、ボルトリックシリーズがなぜこれほどまでに支持されたのか、その本質に迫ります。


パワーと操作性の共存「トライボルテージシステム」

ボルトリックシリーズを語る上で欠かせないのが「トライボルテージシステム」です。一般的なヘッドヘビーのラケットは、パワーが出る反面、空気抵抗が大きく振り抜きが重くなりがちでした。しかし、yonexはこのシステムにより、フレームの12時方向とジョイント付近に重量を配分しつつ、サイドをスリム化することで、相反する「パワー」と「操作性」を高い次元で両立させました。

実際にボルトリックを握ってコートに立つと、まず感じるのがヘッドの効き具合です。素振りでは少し重さを感じますが、いざシャトルを捉えると、ヘッドの重みがスイングスピードを加速させ、面白いように鋭い角度のスマッシュが沈みます。

【体験レビュー】実際にボルトリックを使い倒して分かったこと

私が長年ボルトリック Z-フォース IIを愛用していた際、最も驚いたのは「スマッシュの重さ」の変化でした。以前使っていた軽量モデルでは、スピードはあっても相手にレシーブで押し返されることが多かったのですが、ボルトリック Z-フォース IIに変えてからは、相手のラケットを弾き飛ばすような感覚を何度も味わいました。

一方で、やはり体への負担は無視できません。3ゲーム目の終盤、疲労が溜まってくると、ヘッドの重さが腕にずっしりと響きます。レシーブの場面でも、コンマ数秒の反応が遅れると差し込まれやすいため、テクニックよりも「筋力と体幹で振り切る覚悟」が求められるラケットだと実感しました。しかし、その苦労を補って余りある爽快感が、このラケットにはあるのです。

歴代モデルの個性と選び方

ボルトリックには、プレイヤーの好みに合わせた多様なモデルが存在します。

  • ボルトリック Z-フォース II: シリーズ最高傑作との呼び声高いモデル。シャフトが非常に硬く、パワーのある上級者が使うと、えげつない弾道を放ちます。
  • ボルトリック 80 E-チューン: 付属のパーツで重量バランスをカスタマイズできるのが特徴。自分だけの一本を作り上げたいこだわり派に向いています。
  • ボルトリック 70 E-チューン: シリーズの中では比較的扱いやすく、中級者でも「ヘッドヘビーの恩恵」をしっかり受けられるバランスの良さがあります。
  • ボルトリック FB: 「ボルトリックは重い」という常識を覆した超軽量モデル。軽量ながらもしっかりと打ち抜ける感覚があり、女性やジュニアにも適しています。

アストロクスとの違いと、今あえて選ぶ理由

後継のアストロクスシリーズは、より「連続攻撃」に特化した進化を遂げました。回転復元力が強く、スムーズな切り返しが可能です。対してボルトリックは、一撃の重み、つまり「球持ち」に独特の粘りがあります。

「カツン」と弾くアストロクスに対し、ボルトリックはシャトルを一度「グニュ」と掴んでから一気に放つような打球感です。この感触を一度覚えてしまうと、他のラケットでは満足できないというプレイヤーが多いのも頷けます。

まとめ:あなたの武器として

yonex ボルトリックシリーズは、単なる道具以上の「信頼できる相棒」になり得るラケットです。確かに今のトレンドは軽量・高反発かもしれませんが、力強いスマッシュでコートを制圧したいという本能に忠実な方なら、ぜひ一度手に取ってみてください。中古市場でも依然として高い人気を誇る理由が、その最初の一振りで理解できるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました