バドミントンにおいて、フットワークの質を左右するのは間違いなくシューズです。数多くのモデルを履き替えてきた私が、最終的に「これこそが正解だ」と感じたのが、yonex 03zでした。今回は、実際にコートで使い倒したからこそわかる、このシューズの真価をレビューします。
圧倒的な一体感を生む「インナーブーティ」の衝撃
yonex 03zを初めて履いた時、まず驚いたのが「靴を履く」というより「厚手の高性能ソックスを履く」ような感覚です。タング(ベロ)と履き口が一体化したインナーブーティ構造のおかげで、足の甲全体が隙間なく包み込まれます。
激しいチャージやサイドステップの際、シューズの中で足がズレる感覚が一切ありません。この一体感があるからこそ、次の一歩への切り返しがコンマ数秒早くなるのを実感できました。
攻めのフットワークを支える安定性
このシューズの真骨頂は、着地時の安心感にあります。ソール外側に配置された横ブレ防止の設計が、捻挫のリスクを軽減してくれるだけでなく、外側へ逃げようとする力をしっかりと受け止めてくれます。
実際にスマッシュ後のネット前への飛び込みや、リアコートへの大きな戻りの際も、yonex 03zの剛性の高さが足首をガッチリとサポート。パワークッションプラスの恩恵で、膝への衝撃がマイルドになりつつも、床を蹴る反発力は損なわれていないのが絶妙なバランスです。
使用して気付いたメリット・デメリット
メリット
- 吸い付くようなフィット感: 足との一体感が強いため、重さを感じさせない軽快な動きが可能になります。
- 踏ん張りが利く: サイドの剛性が高く、パワープレーヤーでも安心して体重を乗せられます。
- デザイン性: 非対称なアシンメトリー設計が、機能美としてコートで目を引きます。
デメリット
- 着脱に少しコツがいる: 履き口がタイトな設計なので、最初は脱ぎ履きに少し時間がかかるかもしれません。
- 通気性: ホールド力が高い分、夏場の長時間の練習では少し熱がこもりやすい印象です。
どんなプレイヤーにおすすめか?
yonex 03zは、特に「フットワークの激しさにシューズがついてこない」と感じている中上級者に最適です。また、足首のホールド感を重視し、怪我を未然に防ぎたいと考えている方にも、この安定性は大きな武器になるでしょう。
最新のモデルも次々と登場していますが、yonex 03zが持つ「硬派な安定感」と「圧倒的なフィット感」の組み合わせは、今なお色褪せない名作の証と言えます。
まとめ
yonex 03zは、単なる道具ではなく、プレイヤーの意思をダイレクトにコートへ伝える「身体の一部」のような存在です。もしあなたが、より速く、より正確なフットワークを目指しているなら、このシューズが強力な相棒になってくれるはずです。まずは一度、その「吸い付くような履き心地」を体感してみてください。


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