テニスにおいて、唯一地面と接している道具はシューズです。特にハードコートがメインとなる「オールコート用」選びは、足腰への負担やプレーの質に直結します。「ヨネックスのシューズは種類が多すぎてどれが良いのかわからない」という悩みを持つ方へ、実際にコートで走り回った経験をもとに、主要3モデルのリアルな使用感を比較・解説します。
ヨネックスのオールコート用が「疲れにくい」と言われる理由
ヨネックスのシューズを語る上で外せないのが、独自の衝撃吸収材「パワークッションプラス」です。実際に履いてハードコートに立つと、着地した瞬間の「ゴツッ」という衝撃が、マイルドな反発に変換される感覚があります。
特に、週に数回、2時間以上の練習をする社会人プレーヤーや学生にとって、この「翌日に疲れを残さないクッション性」は、他メーカーから乗り換える最大のメリットになると感じます。
プレースタイル別:後悔しないモデル選び
ヨネックスのオールコートモデルは、主に「安定」「軽量」「フィット感」の3つの方向に特化しています。
1. 競技志向・安定感重視なら パワークッション エクリプション
競技レベルのプレーヤーや、ハードなフットワークを武器にするなら間違いなくこのモデルです。
- 体験談: 履き始めは少し「硬い」と感じるかもしれません。しかし、左右に大きく振られた際の切り返しで、靴の中で足が全くブレません。ソールの剛性が高いため、ハードコートでの激しいストップ&ゴーでも足首が守られている安心感があります。
2. 軽快な動き・疲れにくさ重視なら パワークッション ソニケージ
「とにかく軽い靴がいい」という方や、初中級者、ダブルスで前後に細かく動く方に最適です。
- 体験談: 手に持った瞬間から驚くほど軽く、コート上での一歩目がスムーズに出ます。エクリプションに比べるとアッパーが柔らかいため、箱から出してすぐに足に馴染むのが嬉しいポイント。幅広設定(ワイドモデル)の選択肢も豊富で、日本人に多い「幅広甲高」の足でも痛みが出にくいのが特徴です。
3. 足との一体感を求めるなら パワークッション フュージョンレブ
シュータンと履き口が一体化した「インナーブーティ構造」が特徴のモデルです。
- 体験談: 靴紐を締め上げると、足全体が優しく包み込まれるような感覚になります。特定の場所が圧迫されるストレスがなく、激しく動いても「靴の中で足が遊ぶ」感覚が一切ありません。一体感を重視するプレーヤーには、これ以外の選択肢は考えられないほどの中毒性があります。
実際に履いてわかった「サイズ選び」の落とし穴
ヨネックスのシューズはモデルによってラスト(足型)が異なります。
パワークッション エクリプション はややタイトに作られているため、厚手のテニスソックスを履く場合は0.5cmアップを検討しても良いでしょう。逆に パワークッション ソニケージ のワイドモデルはかなり余裕があるため、普段のサイズで選ぶと少し大きく感じる場合があります。
また、オールコート用はオムニ・クレー用と比較してソール(底)が厚く、耐久性が高いのが特徴です。しかし、オムニコートで使うと砂の上で滑りすぎて怪我の原因になるため、必ず「オールコート用」はハードコート、あるいはカーペットコートでの使用に留めることをおすすめします。
まとめ:あなたの足を救う一足はどれか
ヨネックスのオールコート用シューズは、単なる消耗品ではなく、パフォーマンスを引き出し、怪我を防ぐための「ギア」です。
- 圧倒的な安定感で攻めたいなら パワークッション エクリプション
- 軽さとコストパフォーマンスを両立したいなら パワークッション ソニケージ
- 吸い付くようなフィット感で自由に動きたいなら パワークッション フュージョンレブ
自分の足型とプレースタイルに合った一足を選んで、より深く、より長くテニスを楽しんでください。


コメント