「これからバドミントンを始めたいけれど、ラケット選びで失敗したくない」「安すぎるラケットは不安だけど、本格的なカーボン製は高すぎる……」そんな悩みを持つ初心者やレジャー層から絶大な支持を集めているのが、yonex muscle power 200(以下MP200)です。
実際に手に取ってコートに立ってみると、なぜこのモデルが長年「入門用の定番」として君臨しているのか、その理由がはっきりとわかりました。今回は、スペック表だけでは見えてこないMP200のリアルな打球感や、実際に使って感じたメリット・デメリットを深く掘り下げてお届けします。
驚きの「壊れにくさ」と安心感
バドミントンを始めたばかりの頃は、どうしてもシャトルをフレームの角で打ってしまったり、ダブルスのペアとラケットを接触させてしまったりしがちです。高級なフルカーボンラケットだと、一撃でヒビが入ってゴミ箱行き……なんて悲劇も珍しくありません。
しかし、yonex muscle power 200を触ってまず感じるのは、圧倒的な「タフさ」です。アルミフレームとスチールシャフトを組み合わせた構造は、とにかく頑丈。実際に初心者の練習用として数ヶ月酷使してみましたが、多少の接触ではびくともしません。この「壊れにくい」という安心感があるからこそ、ミスを恐れずに思い切りスイングできるのは、上達への隠れた近道だと言えるでしょう。
「マッスルパワーフレーム」がもたらす独特の打球感
yonex独自の技術である「マッスルパワーフレーム」は、グロメット(ガットを通す穴)の間を丸くアーチ状に成型することで、ガットとフレームの摩擦を抑える構造です。
実際にシャトルを打ってみると、ガットのたわみが非常にスムーズで、打球時に手に伝わる不快な振動が抑えられているのが分かります。特に、MP200のような入門用モデルでは打感が硬くなりがちですが、このモデルはパチンと弾くような爽快感があります。
実体験:飛ばしやすさと重さのバランス
実際にコートで使ってみて感じた、具体的なフィーリングをまとめました。
- クリアーが奥まで飛ぶ: ラケット自体に適度な重量(2Uサイズ:約90g〜95g)があるため、遠心力が働きやすく、力が弱い人でもシャトルを遠くへ飛ばしやすい印象です。
- スイートスポットの広さ: アイソメトリック形状のおかげで、多少芯を外しても大きなミスになりにくいのが嬉しいポイント。MP200なら、不慣れな人でもラリーを続ける楽しさをすぐに実感できるはずです。
- 操作性は慣れが必要: 近年の超軽量ラケット(4Uや5U)に慣れた人からすると、少し「ずっしり」感じるかもしれません。ただ、この適度な重みがスイングの安定感を生んでくれるので、基本のフォームを身につけるには最適です。
良い点・気になる点の本音レビュー
ここが素晴らしい
- 圧倒的なコストパフォーマンス: この価格帯でyonexの信頼性と技術を体感できるのは、他メーカーにはない強みです。
- メンテナンスの楽さ: 頻繁にガットを張り替える必要もなく、頑丈なので持ち運びも神経質にならずに済みます。
- モチベーションが上がる: 100円ショップのラケットとは一線を画す「本物の道具」感があり、練習への熱が入ります。
ここが少し気になる
- 長時間のプレー: 筋力に自信がない女性や小さなお子様が、休憩なしで数時間振り続けるには少し重く感じる場面があるかもしれません。
- 競技志向へのステップアップ: 高校の部活動などで本格的に上位を目指すレベルになると、より軽量で高弾性なカーボンモデルが欲しくなるでしょう。
結論:どんな人におすすめ?
yonex muscle power 200は、単なる「安いラケット」ではありません。「バドミントンの楽しさを教えてくれる、頼もしい相棒」です。
- 家族や友人と公園や体育館で楽しく遊びたい。
- スクールに通い始めるので、まずは1本、信頼できるラケットが欲しい。
- 安くて丈夫、それでいてしっかり飛ぶラケットを探している。
これらに当てはまるなら、MP200を選んで後悔することはないでしょう。yonexというブランドが培ってきた技術を、ぜひその手で確かめてみてください。一本のラケットが、あなたの週末をよりアクティブで楽しい時間に変えてくれるはずです。


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