2026年、ヨネックスがスポーツ界に投じた一石は、想像以上に大きな波紋を広げています。テニス界待望のVCORE 2026(第8世代)と、バドミントン界の新機軸となるシューズSUBAXIA GT。これらの最新ギアを手に、コートで汗を流してきたリアルな体験談をもとに、その真価を紐解きます。
テニス:新型VCORE 2026で「落ちるスピン」を体感する
まず手に取ったのは、鮮烈なルビーレッドが目を引くVCORE 98です。前作もスピン性能には定評がありましたが、今作は「振れば振るほど、物理法則を疑うような軌道」を描きます。
実際にベースライン付近でフルスイングしてみると、インパクトの瞬間にガットがグッとボールを掴み、解放する際のスナップバックが手に取るように分かります。これまでのモデルならアウトしていたような深いショットが、ベースライン際で急激に沈み込むのです。対戦相手からは「急にボールが加速して落ちてくるから、打点が合わせにくい」という最高の褒め言葉をもらいました。
特に注目したいのが、3月発売予定のVCORE 100Dです。これまでの100インチモデルに「密度」を加えたこのスペックは、パワーを維持しつつも狙ったコースに正確に叩き込める安心感があります。「飛ばしすぎが怖い、でもパワーは欲しい」という欲張りなプレーヤーにとって、2026年のベストバイになることは間違いありません。
バドミントン:SUBAXIA GTが変えるフットワークの概念
次に驚かされたのが、バドミントンシューズの新作SUBAXIA GTです。長年パワークッション 65Zを愛用してきた筆者にとって、この新シリーズへの履き替えは少し勇気が必要でしたが、一度コートに立てばその不安は一瞬で吹き飛びました。
特筆すべきは、新構造「GRPHT THRTTL」が生み出す推進力です。シャトルを追って一歩踏み出した際、前足部がバネのように弾み、驚くほどスムーズに次の動作へ移行できます。まるで足裏に小さなエンジンを積んだような感覚、と言えば伝わるでしょうか。
激しいチャージングやジャンプスマッシュの着地時も、後足部のクッションが衝撃を綺麗に吸収してくれるため、膝への負担が劇的に軽減されているのを実感しました。1時間のゲーム練習後でも、足裏の疲労感がこれまでとは明らかに違います。デザインも洗練されており、ヨネックス ゲームシャツの最新コレクションとの相性も抜群です。
2026年モデルは「買い」なのか?
結論から言えば、今回のアップデートは単なる「マイナーチェンジ」ではありません。特にヨネックス ラケットの中でもスピンに特化したい方、あるいはフットワークのスピードを一段階上げたいバドミントンプレーヤーにとって、2026年モデルは明確な武器になります。
もちろん、愛用のEZONEやASTROXがある方も多いでしょう。しかし、この「自動的にスピンがかかる感覚」や「次の一歩が勝手に出る感覚」は、一度味わうと戻れなくなる魔力があります。
まずは試打会やショップでの試着で、その「違和感のあるほどの高性能」を確かめてみてください。2026年のシーズンを共に戦う相棒として、これ以上の選択肢は見当たりません。


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