ソフトテニスの試合で「あと数センチ、球が速ければ抜けたのに」「相手の速球に差し込まれてボレーが浮いてしまった」そんな悔しい思いをしたことはありませんか?
近年のソフトテニスは、後衛のストロークも前衛のボレーも、驚異的なスピード化が進んでいます。その現代テニスのスピード感に真っ向から対応し、圧倒的な「初速」を実現するために生まれたのがヨネックスのボルトレイジシリーズです。
今回は、実際に数ヶ月間ガッツリと打ち込んだ筆者の体験談を交え、多くのプレイヤーが迷う「ジオブレイクとの違い」や、自分に最適な一本の選び方を徹底解説します。
1. ボルトレイジ最大の武器は「弾き」と「音」にある
初めてボルトレイジ 7Sを手にしてコートに立った時、最初に驚いたのは打球音でした。これまでのラケットが「バシッ」という音だとしたら、ボルトレイジは「パァン!」という非常に高く、乾いた鋭い音が響きます。
この音の正体は、新構造の「BLITZFRAME(ブリッツフレーム)」。フレーム上部を硬くし、あえて「しなり」を抑えることで、ボールが面に当たってから飛び出すまでの時間を極限まで短縮しているのが分かります。
体験談:ストロークの劇的変化
後衛の私が感じたのは、ライジング気味に捉えた時のボールの伸びです。少し振り遅れたかな?と思った場面でも、ボルトレイジ特有の弾きの強さがカバーしてくれ、相手のコート深くでグンと伸びる「突き刺さるようなショット」が打てるようになりました。
2. ジオブレイク(赤)とどっちがいいの?
よく相談を受けるのが「球持ちのジオブレイク」か「弾きのボルトレイジ」か、という悩みです。
- ジオブレイク: ボールを一度グッと掴んでから飛ばす感覚。コントロール性と回転の掛けやすさはピカイチ。安定して粘り強く戦いたい人向け。
- ボルトレイジ: 当たった瞬間に弾き出す感覚。とにかくスピードで押し切りたい、相手の時間を奪いたい超攻撃型プレイヤー向け。
正直、これまでジオブレイクを使っていた人がボルトレイジ 7Sに持ち替えると、最初は「球離れが速すぎてコントロールが難しい」と感じるかもしれません。しかし、一週間も使い込めば、その圧倒的な球速の虜になるはずです。
3. シリーズ別・リアルな使用インプレッション
【VOLTRAGE 7S / 7V】迷ったらこれ。黄金スペック
中上級者にとって最も使い勝手が良いのがこの「7」シリーズです。ボルトレイジ 7Sは、後衛に必要なパワーと操作性が絶妙。
前衛用のボルトレイジ 7Vに関しては、ボレーの反応速度が一段階上がります。面がブレないので、相手のシュートボールを「面を合わせるだけ」で鋭く弾き返せるのが強みです。
【VOLTRAGE 8S / 8V】上級者・ハードヒッター専用機
さらに硬さを求めたボルトレイジ 8Sは、正直言って人を選びます。スイングスピードが相当速くないと、ただの「硬い棒」に感じてしまうかもしれません。しかし、正しく振り抜けた時の破壊力は、現在のソフトテニスラケットの中で間違いなくトップクラスです。
【VOLTRAGE 5S / 5V】中学生や力に自信がない方へ
「ボルトレイジは硬そう」というイメージを覆すのがボルトレイジ 5Sです。フレームが少し柔らかめに設計されており、軽い力でも驚くほどボールが飛びます。部活動で上達を目指す中学生には、最高の相棒になるでしょう。
【VOLTRAGE VS】ポジションに縛られない自由さ
オールラウンドモデルのボルトレイジ VS。前衛も後衛もこなす、あるいはシングルスをメインに戦うプレイヤーにとって、この操作性の高さは武器になります。
4. ボルトレイジを使いこなすためのガット選び
弾きの強いボルトレイジには、同じく弾き系のガットを合わせるのが王道です。
私はサイバーナチュラル シャープを28ポンドで張っていますが、この組み合わせはまさに「最速」。もし少し球持ちをプラスしたいなら、V-アクセルなども相性が良いと感じました。
5. まとめ:あなたは「スピード」を手に入れる準備ができているか?
ヨネックスのボルトレイジシリーズは、単なる新しいラケットではありません。それは、自分のプレイスタイルを「受け」から「攻め」へと強制的にシフトさせてくれるデバイスです。
- とにかく初速を上げたい
- 打球音で相手を威圧したい
- スピードで相手の陣形を崩したい
そう願うなら、今すぐボルトレイジを手に取ってみてください。その一撃が、試合の主導権を握る鍵になるはずです。


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