「テニスを始めたいけれど、新品のラケットは3万円以上するのか…」と絶句したことはありませんか?あるいは「スクールの貸し出し用卒業してマイラケットが欲しいけど、予算は抑えたい」と悩んでいるかもしれません。
実は、中古の硬式テニスラケットは、正しい「目利き」さえできれば、新品の半額以下で現行モデルに近い性能を手に入れられるコスパ最強の選択肢です。しかし、何も知らずにフリマアプリなどでポチってしまうと、届いた瞬間に「粗大ゴミ」を手にするリスクもあります。
今回は、年間10本以上の中古ラケットを回してきた筆者の苦い失敗談を交えながら、絶対に失敗しない中古ラケットの選び方を徹底解説します。
本音の体験談:中古ラケットを買って良かったこと・後悔したこと
私が初めて中古で購入したのは バボラ ピュアドライブ でした。結論から言えば、この買い物は大正解。現行モデルの1世代前を1万円程度でゲットでき、浮いたお金で高級なナチュラルガットを張ることができました。「型落ち」といっても、アマチュアレベルでは性能差を体感できるほどではありません。
一方で、苦い経験もあります。フリマアプリで「美品」と書かれた ウィルソン プロスタッフ を購入した際のこと。見た目は綺麗でしたが、いざ打ってみると「カツッ」という嫌な振動が手に残り、打球音がスカスカでした。ショップに持ち込むと「フレーム内部で中折れ(素材の剥離)が起きている」と宣告され、泣く泣く処分する羽目に…。
この経験から学んだのは、中古市場には「お宝」と「地雷」が混在しているという厳しい現実です。
ここだけは見ろ!中古ラケット選びの「3つの鉄則」
失敗を避けるために、購入前(あるいは店舗で実物を見る際)に必ずチェックすべきポイントを絞りました。
1. フレームの「中折れ」と「細かいヒビ」
塗装の剥げは「味」で済みますが、フレーム自体へのダメージは致命傷です。特にグロメット(ガットを通す穴)付近に、塗装の下まで及ぶ深い亀裂がないか確認してください。また、ラケットの頭を軽く叩いてみて、変な残響音がしないかも重要です。
2. グロメットとバンパーの摩耗具合
意外と見落としがちなのが、先端のプラスチックパーツ(バンパー)です。ここが削れすぎてフレームが露出しているものは避けましょう。ガットを張り替える際に、フレームを傷めてしまうリスクが高まります。
3. グリップサイズの妥協はNG
中古市場で「スペックは最高だけどグリップがG3(太め)か…まあいいか」と妥協するのは絶対にやめましょう。グリップサイズは後から小さくすることはほぼ不可能です。自分の手に合わない太さは、肘や手首の怪我に直結します。
どこで買うのが正解?場所別メリット・デメリット
| 購入先 | 安心感 | 価格 | 特徴 |
| 中古テニス専門店 | ◎ | △ | プロが検品済み。ハズレを引く確率が極めて低い。 |
| リサイクルショップ | ○ | ○ | 実物を触れるのが強み。たまに相場無視の激安品がある。 |
| メルカリ・ヤフオク | △ | ◎ | とにかく安いが、出品者の知識レベルに左右される。 |
初心者のうちは、多少高くても専門店での購入を強くおすすめします。
2026年版:中古で狙うべき「高コスパ」モデル3選
今、中古市場で狙い目のモデルをピックアップしました。
- バボラ ピュアドライブ(2021/2023モデル)圧倒的な流通量があるため、状態の良い個体が選び放題です。パワーがあり、誰が使っても「テニスが楽になる」名作です。
- ヨネックス EZONE日本製でフレームの耐久性が高く、中古でも性能がヘタリにくいのが特徴。食いつくような打球感を安く手に入れたいならこれ一択。
- ウィルソン ウルトラボレーのしやすさに定評があり、スクールに通う初中級者に最適。最新モデルが出た直後の型落ちは、驚くほど値下がりすることがあります。
購入後に必ずすべき「メンテナンス」
中古ラケットを手に入れたら、そのままコートへ直行してはいけません。
- ガットの即張り替え: 中古についているガットは、いつ張られたか不明な「死んだ糸」です。本来の性能を引き出すため、必ず自分に合ったポンド数で張り替えましょう。
- リプレイスメントグリップの交換: 前の持ち主の汗が染み込んだグリップは衛生的にも、クッション性的にもNGです。新しい ヨネックス グリップテープ を巻くだけで、新品のような握り心地が復活します。
中古ラケットは、賢く選べばあなたのテニスライフを劇的に豊かにしてくれるパートナーになります。まずは、信頼できるショップを覗くことから始めてみませんか?
中古ラケットの具体的な在庫状況や、自分に合うスペックの診断が必要でしたら、いつでもご相談ください。


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