テニスのプレー中、「なんだかラケットが手の中で遊び始めたな」と感じたことはありませんか?それはグリップテープの交換サインかもしれません。実は、右利きの人には右利き専用の「巻き方向」があり、これを間違えるとスイングの摩擦でテープが簡単にめくれてしまいます。
今回は、数え切れないほどのラケットを巻き替えてきた私の経験をもとに、絶対に失敗しないグリップテープの巻き方を伝授します。
なぜ「右利き用」の巻き方が重要なのか?
右利きのプレーヤーがフォアハンドを打つ際、手の中ではグリップを「絞り込む」ような力が働きます。この回転方向に逆らってテープを巻いてしまうと、使っているうちに重なり目が浮いてきて、最終的にはベロリと剥がれてしまうのです。
「せっかく新調したのに、1試合でボロボロになった」という苦い経験がある方は、高確率で巻く方向を間違えています。
準備するもの:お気に入りの一本を見つけよう
まずは新しいグリップテープを用意しましょう。定番は吸い付くようなフィット感のヨネックス ウェットスーパーグリップです。汗をかきやすい方や夏場なら、サラッとした質感のトーナグリップのようなドライタイプも根強い人気があります。
あとは仕上げ用のハサミがあれば準備完了です。
【実践】右利き専用・失敗しない5ステップ
Step 1:古いテープを剥がし、リセットする
古いテープを剥がすと、元々のグリップ(リプレイスメントグリップ)が顔を出します。ここに古いテープのカスやベタつきが残っていると、新しいテープがデコボコする原因になります。軽く拭き取って清潔な状態にしましょう。
Step 2:「反時計回り」が右利きのルール
ここが一番の肝です。ラケットを逆さ(ヘッドを地面側、グリップを自分側)に持ちます。グリップエンドの底面を見たとき、テープを**「反時計回り(左回り)」**に巻いていくのが右利き用です。
【体験談アドバイス】
私はいつも、グリップエンドの角にテープの端を合わせ、最初の1周は「水平」に重ねるようにしています。こうすることで、エンド部分が太くなりすぎず、かつしっかりと固定されます。
Step 3:一定のテンションで斜めに下ろす
最初の1周を固定したら、次は斜めにずらしながら巻いていきます。
コツは**「テープを巻くのではなく、ラケットを回す」**こと。利き手でテープをピンと引っ張り、もう片方の手でラケットのシャフトを持ってクルクルと回すと、重なり具合が均一になります。
重なり幅は「3mm〜5mm」程度が目安です。重なりすぎるとグリップが太くなりすぎて、手の感覚が鈍るので注意してください。
Step 4:最後は「斜めカット」で美しく
グリップの根元まで来たら、余った部分をハサミでカットします。このとき、巻き終わりが地面に対して「水平」になるように、斜めにハサミを入れるのがプロの仕上がりへの近道です。
Step 5:エンドテープで封印
付属の細いテープで固定します。
【裏技体験談】
「付属のエンドテープだと、プレー中に剥がれてきてイライラする…」という方は多いはず。私は寺岡製作所 ビニールテープのような市販の絶縁用ビニールテープを1周巻いてから、その上に付属のロゴ入りテープを貼るようにしています。これで激しいプレーでもびくともしません。
実際にやってみて分かった「握り心地」の調整術
グリップテープは、単なる滑り止めではありません。自分の手に合わせたカスタマイズが可能です。
- 小指の引っ掛かりを良くしたい時: グリップエンド(一番下の部分)だけ2〜3重に多めに重ねて巻いてみてください。サーブやスマッシュの時にラケットが抜けそうな不安がなくなります。
- 角(カド)を感じたい時: 重なりを極限まで薄くして、引っ張り気味に巻きます。こうすることで、ラケットの八角形の面がハッキリ分かり、ボレーの面作りが劇的に楽になります。
まとめ:新しいグリップで攻めのテニスを
グリップテープは、体と道具を繋ぐ唯一の接点です。ここがリフレッシュされるだけで、スイングの安心感は驚くほど変わります。
最初はシワが寄ったり、長さが足りなくなったりするかもしれません。でも大丈夫、何度でもやり直せるのがグリップテープの良いところです。ぜひ、自分にとって「最高に心地いい握り」を見つけてください。
次は、ウィルソン グリップテープのような、より厚みのあるタイプでクッション性を試してみるのも面白いですよ!


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