「テニスを始めたいけど、軟式と硬式でラケットって何が違うの?」
スポーツショップの棚に並ぶ色とりどりのラケット。一見すると同じように見えますが、実は軟式(ソフトテニス)と硬式は、例えるなら「軽自動車」と「大型トラック」くらい中身が違います。もしこれを知らずに買い間違えてしまうと、上達が遅れるどころか、ラケットを壊したり、最悪の場合は手首を痛めてしまうかもしれません。
今回は、両方のテニスをガチで経験してきた筆者が、カタログスペックだけでは分からない「リアルな打球感」や「転向した時の衝撃」を交えて、その違いを徹底解説します。
1. ひと目で分かる!軟式・硬式ラケットのスペック比較
まずは、物理的な違いを整理しましょう。
| 項目 | 軟式(ソフトテニス) | 硬式テニス |
| 重さ | 軽い(200g〜250g程度) | 重い(280g〜310g程度) |
| ガットの強さ | ゆるめ(20〜30ポンド) | かなり強め(45〜55ポンド) |
| 面の大きさ | やや小さめ〜標準 | 標準〜大きめ |
| グリップの形 | 正八角形に近い | 長方形に近い八角形 |
軟式ラケットはヨネックス ソフトテニスラケットに代表されるように、とにかく「軽さ」と「しなり」を重視しています。対して硬式は、重いボールの衝撃に負けないよう、バボラ 硬式テニスラケット ピュアドライブのようにフレーム自体に高い剛性を持たせているのが特徴です。
2. 【体験談】実際に打ってみてわかった「決定的な違い」
「壁」を叩く硬式、「バネ」で弾く軟式
初めて硬式を打った時、私はその「衝撃」に驚きました。軟式ボールは空気がパンパンに入ったゴムまりなので、ラケットがググッとボールを包み込んでから「ポーン!」と飛ばす感覚です。しかし硬式は違います。重いフェルトの塊が「ガツン!」とぶつかってくる感覚で、芯を外すと腕全体が痺れるような振動が走ります。
振り抜きのスピード感
軟式から硬式に転向した際、最初にぶつかる壁が「ラケットの重さ」です。軟式と同じ感覚でビュンビュン振り回そうとすると、15分もしないうちに前腕がパンパンになります。逆に硬式経験者が軟式ラケットを握ると、「羽でも持っているのか?」と思うほど軽く、加減を間違えてホームランを連発してしまうのは「転向者あるある」です。
3. 知っておかないと怖い!互換性がNGな3つの理由
「見た目が似ているから、ちょっと借りて打つくらいなら大丈夫でしょ?」…その考えは非常に危険です。
- フレームの破損リスク:軟式ラケットは、柔らかいゴムボールを打つ前提で作られています。そこに重い硬式ボールが時速100km以上で衝突すると、フレームが耐えきれず一瞬で折れてしまうことがあります。
- ガットが秒速で切れる:軟式の細いガットを硬式で使うと、数球打っただけでブチッと切れます。テニス ガットを選ぶ際も、必ずそれぞれの競技専用のものを選ばなければなりません。
- 「テニス肘」の恐怖:これが一番怖いです。軟式特有の「手首を利かせるスイング」で硬式ボールを打つと、関節に過度な負担がかかります。実際、私も独学で硬式を始めた当初、手首の痛みに数ヶ月悩まされました。
4. 【転向者必見】軟式から硬式へ移る時の「戸惑いポイント」
もしあなたが、中学の軟式部を引退して高校から硬式に挑戦しようとしているなら、以下の点に注目してください。
- バックハンドの絶望感:軟式は片面(正手)だけでフォアもバックも打ちますが、硬式は基本的に両面を使います。最初は「ラケットの裏側で打つ」という感覚が全く掴めず、空振りすらします。
- ボレーは「当てるだけ」:軟式ボレーは「パチン!」と叩くイメージですが、硬式でそれをやるとコントロール不能になります。硬式ではウィルソン テニスラケットの面をセットして、ボールの勢いを利用して「運ぶ」感覚を覚える必要があります。
しかし、悲観することはありません。軟式経験者の「フットワークの速さ」と「フォアハンドの思い切りの良さ」は、硬式でも間違いなくトップクラスの武器になります。
5. まとめ:自分に合った一本を選ぶために
軟式と硬式のラケットは、全く異なる進化を遂げた道具です。
自分の所属するチームやスクールのルールを確認するのはもちろんですが、一番大切なのは「自分がどんなテニスをしたいか」です。
- 軽快に走り回り、ゴムボールの独特な変化を楽しみたいなら「軟式」
- 世界標準のスポーツとして、重厚な打球感とスピード感を味わいたいなら「硬式」
もし迷っているなら、まずはテニス 初心者セットをチェックしてみるのも良いでしょう。それぞれの道具の特性を理解して、最高のテニスライフをスタートさせてください!
次は、あなたのプレイスタイルに合わせた「後悔しないストリングの選び方」についてお話ししましょうか?


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