テニスを愛する人なら、一度は「もっと楽に、でも速いボールを打ちたい」と願うものでしょう。そんな欲張りな願いを叶えてくれるラケットとして、常に筆頭候補に挙がるのがyonex ezone 100です。
私自身、これまで数多くのラケットを握ってきましたが、このyonex ezone 100を手にした時の「あ、これは武器になる」という直感は今でも忘れられません。今回は、実際にコートで打ち込み、試合で使い倒して見えてきた「本当の使用感」を、忖度なしでお伝えします。
驚くべきは「柔らかさと弾き」の共存
yonex ezone 100を語る上で外せないのが、その独特な打球感です。
一般的に「飛ぶラケット」は打感が硬くなりがちですが、yonex ezone 100は違います。インパクトの瞬間、ボールを一瞬「ムギュッ」と掴むようなホールド感があるのに、離れるスピードが異様に速い。この「乗り」と「弾き」のバランスが絶妙で、腕への衝撃が驚くほどマイルドなんです。
特に、最新の2025年モデルを試打した際は、さらに雑振動が消え、まるで高級車のサスペンションのようにクリアな情報だけが手に伝わってくる感覚に驚かされました。
ストローク:深いボールが「勝手に」出る
ベースラインでの打ち合いにおいて、yonex ezone 100のアシスト力は驚異的です。
少し打点が遅れたり、体勢を崩されたりしても、ラケットが仕事をしてくれます。面を作ってしっかり振り抜けば、相手の足元に突き刺さるような深いフラットドライブが自然と放たれます。「自分のスイング以上の威力が出ている」と感じる場面が多々あり、守備から攻撃への切り替えが非常にスムーズになります。
ボレー&サービス:面安定性がもたらす心の余裕
ネットプレーでは、ヨネックス独自の「アイソメトリック」形状の恩恵を強く感じます。スイートエリアが広いため、オフセンターで捉えてしまった際も面がブレず、相手の強いショットに負けません。
サービスに関しても、yonex ezone 100の振り抜きの良さが光ります。特にスライスサーブのキレが向上し、ワイドに逃げていく変化がより鋭くなったと実感しています。
良いことばかりではない?デメリットも本音で
これほど完成度の高いyonex ezone 100ですが、人によっては注意が必要です。
パワーがありすぎるため、フルスイングを信条とするハードヒッターが使うと、思わぬアウトが増えるかもしれません。また、打感が非常にクリーンなため、昔ながらの「フレームがしなる重厚な手応え」を求める方には、少し情報量が少なく、軽快すぎると感じてしまう可能性があります。
結論:どんな人におすすめか
yonex ezone 100は、まさに「テニスを楽に、そして楽しくしてくれる」魔法のような一本です。
- 試合の後半で体力が削られても、ラケットのパワーで押し切りたい人
- 肘や肩への負担を抑えつつ、鋭いボールを打ちたい人
- スイートエリアの広さに助けてもらいたい初中級〜上級者
もしあなたが、今使っているラケットに「もう少しの助け」を求めているなら、yonex ezone 100は間違いなくその期待に応えてくれるでしょう。一度この「黄金スペック」の完成形を味わうと、もう他のラケットには戻れないかもしれません。


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