テニスを愛する皆さん、こんにちは。ついにこの時が来ました。ヨネックスの看板モデルであり、「パワー系ラケット」の代名詞でもあるEZONEの2025年モデルを、コートでじっくりと打ち込んできました。
正直に言いましょう。今回の進化、ただのマイナーチェンジではありません。これまでの「弾きの良さ」はそのままに、驚くほど「心地よいホールド感」が加わっています。実際に私がコートで感じた衝撃を、余すことなくお伝えします。
最初に感じた「手のひらへの優しさ」と新素材の恩恵
バッグから取り出したEZONE 100の第一印象は、相変わらずの精悍なルックス。しかし、一振りしてボールを捉えた瞬間、その違いに驚きました。
今作の目玉である新素材「MINOLON(ミノロン)」の影響でしょうか。これまでのEZONEシリーズにあった、硬い板で弾くような感覚が影を潜め、一瞬ボールをグッと掴んでから爆発的に放り出すような感覚に変わっています。肘への衝撃が明らかにマイルドになっており、2時間の練習後も手首や肩に嫌な重さが残りませんでした。
ストロークで見せた「反則級」のスイートエリア
ベースラインからの打ち合いで最も感動したのは、オフセンターヒット時(芯を外した時)の粘りです。
「あ、少し先端に当たったかな?」と思ったショットでも、ヨネックス独自のアイソメトリック形状と改良されたフレームトップの広さが、ボールをしっかりと生かしてくれます。
相手の重いショットに差し込まれても、ラケットが勝手にパワーを補填してくれるため、守備から一気に攻撃へ転じるカウンターが面白いように決まります。特にEZONE 98を試した際は、パワーがありつつも狙ったコースへ吸い込まれるコントロール性能に、思わず「これだ!」と独り言を漏らしてしまったほどです。
ボレーとサーブで見える、真の操作性
ネットプレーでは、EZONE特有の面安定性が光ります。相手の速い突き球に対しても、面をセットするだけで面白いように深く返ります。ボレーが苦手な私でも、今日は「壁」になったような気分でプレーできました。
サーブに関しては、振り抜きやすさが格段に向上しています。空気抵抗を計算し尽くしたフレームのおかげか、インパクトまでのスピードが上がり、バウンド後に「グンッ」と伸びるフラットサーブが連発。ワイドへのスライスサーブも、ボールの引っかかりが良く、サイドラインの外へ追い出す角度がこれまで以上につけやすかったのが印象的です。
唯一の注意点:パワーがありすぎる?
褒めちぎっていますが、一点だけ注意が必要です。それは、ラケットのパワーが強すぎるあまり、緊張した場面でつい「当てに」行くと、ボールが大きくバックアウトしてしまう可能性があること。
しっかり回転をかけて抑え込む意識を持つことで、EZONEのポテンシャルを100%引き出すことができます。もし「飛びすぎ」が不安なら、EZONE 98を選んで自分からガシガシ振っていくスタイルが正解かもしれません。
結論:テニスが「楽に、楽しくなる」究極の一本
2025年モデルのEZONEは、ミスを減らしたい初級者から、パワーで圧倒したい上級者まで、すべてのプレーヤーに恩恵をもたらす完成度でした。
「パワー系は打球感が硬いから苦手」と敬遠していた方にこそ、このマイルドな打球感を体験してほしい。一度使えば、他のラケットに戻れなくなる魔法のような一本です。次の週末、ぜひお近くのショップでEZONEを手に取ってみてください。あなたのテニスが、確実に一段階、進化します。


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