テニス界で「スピンのヨネックス」を象徴する赤いラケットが、さらなる進化を遂げました。2026年1月、待望の新作VCOREシリーズがついに登場しました。
今回のアップデートは、単なるカラーチェンジではありません。実際にコートで打ち込んできた筆者が、その驚きの打球感と新スペックの正体を、リアルな体験談とともにお届けします。
2026年新作VCOREは何が変わったのか?
今回の新作を手に取ってまず感じたのは、フレームの表面加工の滑らかさです。ヨネックス独自のエアロ技術がさらに洗練され、スイング時の空気抵抗が明らかに軽減されています。
最大の注目点は、新設計のグロメット構造です。インパクトの瞬間にガットが大きく動き、瞬時に復元する「スナップバック」の力が強化されたことで、前作以上に「ボールを上に持ち上げる力」を実感できました。ベースライン際で急激に落ちる弾道は、まさにVCOREの真骨頂です。
【試打インプレ】実際に打ってわかった「3つ」の驚き
1. 弾道の高さが勝手に上がる
フォアハンドを打った際、ネットの上を通過する高さが前作よりボール1〜2個分上がりました。それでいて、コートの奥でグンと沈むため、アウトする不安がありません。「しっかり振れば入る」という安心感が、スイングスピードをさらに加速させてくれます。
2. クリアで雑味のない打球感
VCOREといえば、特有の「しなり」と「食いつき」が魅力ですが、2026年モデルはそこに「クリアさ」が加わりました。インパクト時に手に伝わる不快な振動が抑えられ、ボールの芯を捉えた感触がよりダイレクトに伝わってきます。
3. 新スペック「VCORE 100D」の絶妙な立ち位置
今回から追加されたVCORE 100D(16×20パターン)は、まさに「痒い所に手が届く」存在です。100平方インチの安心感がありながら、ストリングの目が細かいことで弾道が上がりすぎず、低く速い展開で攻めたい時に抜群のコントロール性能を発揮しました。
どっちを選ぶ?「VCORE」vs「EZONE」
ヨネックスの二大巨頭であるEZONEと迷っている方も多いでしょう。
- VCOREを選ぶべき人:高い弾道で相手を押し込みたい、バウンド後に跳ね上がるスピンでミスを誘いたい、というプレーヤーに向いています。
- EZONEを選ぶべき人:直線的なスピードでエースを取りたい、パワー不足をラケットに補ってほしい、というプレーヤーに向いています。
実際に打ち比べると、EZONEは「弾くパワー」、VCOREは「掴むスピン」という明確な個性の違いを感じます。
新作の性能を引き出すおすすめガット
この新作VCOREの性能を120%引き出すなら、やはり純正のポリツアーレブが一番の候補です。ガットのシリコンオイル浸透技術が、ラケット側の新グロメットと相まって、驚異的なスナップバックを生み出します。
もう少し打球感に柔らかさが欲しい方はポリツアープロ、より攻撃的に叩きたい方はポリツアーストライクを合わせるのが、今期のトレンドとなりそうです。
まとめ:攻めの姿勢を取り戻せるラケット
2026年モデルのVCOREは、スピン性能の向上はもちろんのこと、プレーヤーの意図を正確にボールに伝える「安定性」が大きく進化していました。
守備では高く跳ねるボールで時間を稼ぎ、攻撃では強烈な回転でライン際を狙い撃つ。そんな、緩急を自在に操るテニスを目指すなら、これ以上の選択肢はありません。ぜひ一度、この「勝手にスピンがかかる感覚」をコートで体感してみてください。


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