テニス界で「スピンの代名詞」として君臨するVCOREシリーズ。2026年1月、ついにその第8世代がベールを脱ぎました。前作の完成度が高かっただけに「これ以上何が変わるの?」と半信半疑でしたが、実際にオンコートで打ち込んでみると、その進化の幅に驚かされました。
今回は、最新のVCORE 100とVCORE 98を中心に、私自身の泥臭い試打経験と、テニスクラブの仲間たちから集めたリアルな声をベースに、その全貌を解き明かします。
2026年モデル、手に取った瞬間の第一印象
まず目を引くのが、深みのある「スカーレット」と鮮やかな「ブラストブルー」の配色です。デザインからして「闘志」を感じさせますが、特筆すべきはフレームの質感。空気抵抗を極限まで削ぎ落としたというフレーム形状は、スイングした瞬間に「シュッ」という鋭い風切り音を奏でます。
今回のアップデートで最も体感できたのは、グロメット構造の進化による「スナップバック(糸のズレ戻り)」の大きさです。VCOREのアイデンティティであるスピン性能が、ついに物理的な極致に達したような感覚を覚えました。
【実録】主要モデルの実打インプレッション
1. VCORE 100:黄金スペックの最高到達点
スクールの初中級者から競技志向のプレーヤーまで、誰もが「恩恵」を受けられるのがこの100平方インチモデルです。
- 打感: 前作よりも一瞬ボールを「噛む」感覚が強くなっています。硬すぎず、かといってボヤけない。絶妙なしなりを感じます。
- スピン量: 多少打点が後ろになっても、振り抜くだけでボールが急激に沈みます。「あ、アウトかな?」と思ったボールがベースライン際でググッと落ちる快感は、このラケットならでは。
- ボレー: 今回の進化で驚いたのが安定感です。面がブレにくく、相手の速球に対してもVCORE 100なら自信を持ってラケットをセットできました。
2. VCORE 98:精密機械のようなコントロール
中上級以上の、より高い精度を求めるプレーヤーにはこちら。
- 操作性: 振り抜きは100を凌駕します。ヘッドスピードを上げやすく、エッグボールのキレが一段階上がりました。
- ホールド感: まさに「自分の手の一部」のような感覚。ハードヒットした際の「バチン!」という乾いた打球音とともに、コートの隅を射抜く感覚はVCORE 98にしか出せません。
前作(2023年モデル)との決定的な違い
「前作で十分満足している」という方も多いでしょう。しかし、新作に持ち替えて数十分もすれば、その差は歴然とします。
前作は「弾きの良さ」が際立っていましたが、2026年モデルは**「食いつき」と「復元力」**が調和しています。前作では時にコントロール不能だった暴発的な飛びが、今作ではしっかりとスピンに変換されている印象です。肘への衝撃もマイルドになっており、連日の練習でも翌日の疲労感が軽減されました。
最高のパフォーマンスを引き出すカスタマイズ
VCOREの潜在能力を120%引き出すには、ストリング選びが不可欠です。
- 鉄板の組み合わせ: ポリツアーレブを45〜48ポンドで。八角形断面の引っ掛かりが、ラケット本体のスピン機構と相乗効果を生みます。
- 攻撃力を高めるなら: ポリツアーストライク。スピードボールの中にスピンを混ぜたい、フラットドライブ主体のプレーヤーに最適です。
- マイルドな打感を求めるなら: 縦にポリツアープロ、横にレクシスを張るハイブリッド。食いつきがさらに強調され、ボレーのタッチが神がかります。
まとめ:あなたは新型VCOREを選ぶべきか?
今回のVCORE 2026年モデルは、単なるマイナーチェンジではありません。
- 「バウンド後、相手の頭を越えるような跳ねるスピンを打ちたい」
- 「攻撃的なテニスをしたいが、ミスは最小限に抑えたい」
- 「最新テクノロジーで、プレー中の安心感を手に入れたい」
もしあなたがこれらに当てはまるなら、迷わず手に取る価値があります。私はこのラケットに変えてから、守備から攻撃への切り替えがスムーズになり、以前は取れなかった「あと一本」のポイントが取れるようになりました。
あなたのテニスを劇的に進化させる相棒として、新型VCOREをぜひコートで体感してみてください。


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